子どもとの時間を楽しもう!

子どもとの時間を楽しもう!

引きこもりはなぜ起こるのか!?友達遊びが足りないと引きこもりになりやすい!?

引きこもりといえば

 

皆さんの中で

 

もうだいたいのイメージが

 

湧いてしまうほど

 

ニュースでよく取り上げられる

 

言葉となってしまいました

 

うちの子は大丈夫かな‥

 

なんて不安を感じる方もいると思います

 

引きこもりに関する事件も多く

 

ちょっと考えるだけで

 

記憶に新しい事件や

 

イメージしてしまう事件など

 

あるのではないでしょうか?

 

詳しい内容や数字などは

 

ここで取り上げるつもりはないですが

 

引きこもりはなぜ起こるのか??

 

どうすれば引きこもりにならないで済むの!?

 

といった内容を

 

お伝えしていきたいと思います

 

人間関係が全て

 

なぜ引きこもりが起こるのか!?

 

これは皆さんも

 

だいたいのイメージが

 

浮かぶのではないでしょうか?

 

・学校で友達とうまく付き合えなくなった

   または、イジメに合った

 

・受験といった何か大きな取り組みに失敗した

 

・そもそも人間関係を築くことが苦手で

    段々と遠ざかっていたら周りとの関係が

    なくなっていた

 

こんなイメージではないでしょうか?

 

そして人間関係が苦手なイメージに加え

 

家庭内暴力だったり

 

社会への不満を爆発させていたりと

 

怒りといったイメージを持つ人も

 

いるかもしれません

 

これらの全ての根源は人間関係

 

つまりコミュニケーション能力の

 

未熟さがつながっています

 

誰に責任があるなんて言うつもりはないですが

 

引きこもりになるということは

 

コミュニケーション能力を

 

きちんと育ててあげられるような

 

関わりや環境を与えられてこなかった

 

というのは残念ながらまぎれもない事実です

 

では、なぜそうなるのか?

 

といった内容と

 

どうやったら

 

コミニュケーション能力を

 

育てていけるのか!?を

 

①人間関係の基礎は調和と共感

 

②友達遊びでしか学べないスキル

 

の2つを軸に

 

話していきたいと思います。

 

①人間関係の基礎は調和と共感

 

本当は②の内容だけでもよいかな?

 

と思っていたのですが

 

もしもこの①の部分が

 

育っていなかった場合

 

②が全く機能しないことと

 

とても大切な部分なので

 

入れさせてもらいました

 

赤ちゃんは同調するものを持って

 

生まれてきます

 

しかし最初は

 

お腹が空いた

 

オムツを変えてほしい

 

さみしいからかまってほしい

 

など一方的に泣くことでしか

 

訴えることができません

 

そこで

 

お父さんやお母さんが

 

その気持ちを汲んで

 

共感してあげたり

 

できるだけ合わせてあげたりし

 

一緒に楽しい時間を

 

過ごすことが大切です

 

最初は同調を求めるだけでも

 

赤ちゃんはそういう経験を

 

たくさんすると

 

大きくなるにつれて今度は自分のほうから

 

相手に調和できるようになっていきます

 

共感的な模倣を繰り返しているんです

 

子どもはまず

 

自分に同調してくれる人と

 

調和することを学びます

 

子どもがハイハイしているとき

 

大人が立ったままあれこれ関わることと

 

一緒にハイハイをしてみることを

 

比べてやってみてください

 

一緒にハイハイをしてあげたほうが

 

明らかな大きな反応がみられるはずです

 

※とはいえ初めて会う赤ちゃんにしたら

 大泣きされますよ (笑)

 

つまり、自分と同じことを

 

真似てしてくれている姿に喜びを感じます

 

また、ハイハイしながら

 

追いかけてみようものなら

 

キャッキャっといって

 

喜んで逃げ回ります

 

こんなやり取りをたくさんしてくれる人

 

自分に同調してくれる人に恵まれなければ

 

人に調和していく力は身につきません

 

単なる追いかけっこでも

 

少し成長が進むに連れて

 

大人が早く逃げたり追いかけたり

 

しようものなら

 

早く逃げすぎ!早く追いかけすぎ!

 

と声をあらげて訴えるはずです

 

嫌悪感全開で訴えてきたりします

 

そこで大人は子どものレベルまで

 

下りていって合わしてあげます

 

子どもの逃げるペースに合わせて

 

追いかけたり追いかけられたり

 

こんな関わりが必要なのです

 

大げさに言うと

 

かわいいかわいいといって

 

抱っこしたり

 

何でもあわせてくれたりする

 

そんな経験を誰もがその時期は

 

する必要があります

 

調和とは、子どもの言いなりになることとは違う

 

かわいがってばかりいると

 

わがまま放題になってしまうのではないか?

 

と心配される人もいるかもしれません

 

これはかわいがられるといった

 

経験をしないまままたは不足したまま

 

大きくなってしまった子の姿をみているので

 

厳しく育てないといけないんだ

 

甘やかしたからこうなったんだ

 

というそこには

 

大きな思い違いをしてしまいます

 

もちろん教育や躾が

 

いらないといっているわけではありません

 

調和してあげること、教えることの順番を間違えない

 

勘違いしてしまいがちなのは

 

立派な子に育てないと

 

と熱心に、なりすぎてしまい

 

子どもに調和してあげることより先に

 

親として子どもに

 

あれこれ教えてあげなければいけない

 

という意識を持ってしまうことです

 

順番は必ず、調和や共感で

 

かわいがってあげることが先です

 

その後に躾や教育がこなければなりません

 

この順番について

 

児童精神科医佐々木正美先生が

 

講演でおっしゃっていた

 

家やビルが建設される過程に例えた

 

話しが分かりやすかったです

 

最初は、基礎工事といって

 

地盤を強固な者にするため

 

骨組みにコンクリートを流し込んで

 

足場をつくります

 

そして、その次に建物の骨組みと

 

建物をつくっていきます

 

かわいがって共感し調和してあげる関わりは

 

いわば建物の基礎です

 

建物は躾や、教育だとイメージしてください

 

基礎がしっかりしていないと

 

どんな立派な建物が建っても

 

すぐに傾いたり

 

少しの地震などで崩れ落ちたりしてしまいます

 

教育というどんな立派な建物を

 

建てようとしても

 

それに見合った基礎がないと

 

建てられないのです

 

やっかいなのは

 

この基礎は視覚的に認識しにくいため

 

ついついないがしろにされがちです

 

良い家を建てて

 

家でくつろぐときに

 

あーいい基礎だなーなんて思う人は

 

きっといません(笑)

 

基礎や地盤が大切なのは

 

みんな知っていますが

 

建ててしまうと

 

基礎はみえなくなってしまうのです

 

人間の心理として

 

目に見える建物ばかり評価してしまいがちです

 

また、評価しやすいということは

 

評価の対象としても

 

注目されやすいということ

 

まわりからしっかり育ててるわね

 

なんて言われたい欲求が満たされやすい

 

だから教育に先走ってしまうという

 

大きな間違いを起こしてしまいがちです

 

そのため、改めて意識しないといけません

 

基礎という地盤を固めることは

 

建物と同様にとても価値のある

 

大切なことなのです

 

②友達遊びが足りないと引きこ

 もりになりやすい

 

先程も述べましたが

 

友達との関わりや

 

集団という仲間との遊びに入っていくためには

 

親とのコミュニケーションを通して

 

しっかりとかわいがわれ

 

調和と共感をたくさんしてもらっている

 

という経験が必要です

 

これが足りないと親から友達へと

 

ステップアップするときに

 

なかなか親から離れることができず

 

足踏みしてしまいます

 

子ども時代は人間関係の

量をこなすことが大事

 

人と関わる力を育むためには

 

子ども時代の過ごし方が大切です

 

その中でも必要なことは

 

人間関係の量を

 

いかにこなすかということです

 

年を重ね成熟されてからは

 

質を求めますが

 

育ち盛りに必要なものは

 

まずは量なのです

 

親心として友達を選んでしまう

 

なんてことは正直あると思いますし

 

そういった気持ちも分かります

 

集団生活をしていれば

 

親の望まない言葉の1つや2つ

 

覚えて帰ってくることもあるでしょう

 

しかし、親の目の届く間はなんとでもできます

 

特に小さいうちほど

 

いろんな友達に会う機会を

 

大切にしなければいけません

 

そのことを恐れて

 

機会を少なくしてしまう方が危険です

 

量が少なければ質にも恵まれません

 

まずは積極的に

 

いろいろな友達との出会いや関わりを

 

親がつくりだしてあげないといけません

 

無理に関わらそうとする必要もありません

 

友達がいる場にいるだけで

 

最初は親から離れない

 

なんて姿がみられても

 

時間をかけてあげればいい

 

そうすれば自然と関わりが生まれてきます

 

そして、いろんなタイプの人間と

 

出会っていく中で

 

自分にはこんな人間が合っている

 

ということを知り

 

そこから少しずつ量より質になり

 

関わりも深くなっていくのです

 

遊びでルールを守ることを自然に覚える

 

友達と遊ぶ、仲間と遊ぶということは

 

ルールをつくる、ルールを守る

 

ということに必ずつながっていきます

 

遊びには、ルールを守る子どもしか

 

参加できません

 

集団行動においても

 

役割を分担しなければ

 

いけない場面があります

 

そして役割とは必ず

 

みんなの承認を得なければなりません

 

そんな経験は一回二回では身につきません

 

何回も守った、守れなかった

 

やりたい役になれた、なれなかった

 

を繰り返しながら

 

集団の中で少しずつ

 

調和する力を身につけていくのです

 

また、仲間と行動していると

 

分かち合うという姿もでてきます

 

うまくいったことを喜び合ったり

 

失敗したことを

 

笑い合ったり慰め合ったりします

 

時には責められてしまうことも

 

あるかもしれませんが

 

それも必要な経験です

 

そういった関わりが社会性の第一歩となります

 

つまり道徳性、倫理性を持った社会人になるためには遊びは不可欠です

 

友達遊びの不足は、社会性の不足につながる

 

友達との遊びの不足

 

社会性の不足につながり

 

結果、引きこもりなどにつながっていきます

 

引きこもりとは

 

社会との接点が失われる

 

または、極端に乏しい状態です

 

社会的人格を形成するうえで

 

様々な壁につきあたっている

 

自分の力だけでは

 

社会性を獲得することに

 

困難を感じている状態です

 

つまり

 

先程述べた遊びを通しての

 

学びや経験が足りていないわけです

 

発達心理学者のエリクソン

 

ライフサイクルを健康に生きるための

 

学童期の過ごし方で

 

不可欠な解決課題

 

絶対解決しなければならない課題の

 

「危機的な課題」として

 

表現していますが

 

その内容を

 

友達からものを学ぶこと

 

友達にものを教えること

 

だと述べています

 

成熟した大人になるためには

 

友達との関わりや学び合いが

 

とても重要だということがわかります

 

異なった能力や個性を持った子どもと遊ばせよう

 

心理学者のビゴツキーは

 

子どもは単純に快楽を求めて

 

遊んでいるのでは全くなく

 

むしろ苦痛を自ら積極的に

 

背負おうとしていると述べています

 

その理由として

 

発達という衝動があるからだと

 

わかりやすく言えば

 

絶えず一歩、次の段階に踏み出そうと

成長しようと努力している

 

というわけです

 

積み木を重ねることも

 

チャレンジする度にもっと高くしたいとか

 

ひらがなに興味を持つと

 

もっとたくさんのひらがなを知りたいとか

 

感覚的にも運動的にも

 

認識的にも知的機能全般においても

 

全てにおいて

 

今できないことを

 

絶えず次の瞬間やろうとしているのです

 

遊びとはその発達の衝動を満たす

 

まさにそれなのです

 

前置きが長くなりすぎてしまいましたが‥

 

そういう成長欲求を満たすために

 

自分の子どもが持っていない能力や個性

 

資質を身につけている子どもと

 

遊ばせなくてはいけません

 

自分の知らないことを知っている

 

自分にできないことをできる友達から

 

何かを得てくることに喜びを感じる

 

子どもに育てなくてはいけないのです

 

また自分の子どもも

 

そういう役割を担っていくのです

 

人間関係の喪失が

怒りの感情を大きくする

 

精神科の先生の著者で

 

退却神経症という本がありますが

 

その内容では

 

若者たちが

 

大学の学問、勤め先の職業から撤退し

 

ノイローゼ、神経症のような状態で

 

苦しんでいるといいます

 

彼らは、喜びの感情を失っている

 

と同時に

 

悲しみの感情もないようにみえる

 

というのです

 

また、問題なのは

 

喜びと悲しみの感情を失うと

 

怒りの感情だけが強くなる

 

というのです

 

ドイツでは

 

喜びは友達に語ると二倍になり

 

悲しみは友達に語ると半分になる

 

ということわざがあるようですが

 

わたしもこれに似た言葉を

 

きいたことがありますし

 

体感としても

 

とても的を得ている言葉だと思います

 

喜びや悲しみの感情は

 

人と分かち合うことによって

 

育っていきます

 

一人では育てることができません

 

反面、怒りは自己中心性なため

 

一人で育ってしまいます

 

人との関わりの中で

 

子どもの喜びと悲しみの感情を育てることが

 

とても大切です

 

○補足

 

ごっこ遊びで発達する想像力と創造力

 

いまの子どもには3間(サンマ)が足りない

 

という言葉があるそうです

 

仲間、空間、時間の三つです

 

しかし、とある児童館の指導員が

 

新聞の家庭欄に寄稿された内容によると

 

その三間を与えても遊べない

 

子どももいるそうです

 

では子どもたちに

 

何が足りなくなってしまったのでしょうか?

 

それは、想像力だそうです

 

ビゴツキーの言葉では

 

子どもは竹ボウキにまたがっていても馬に乗っていると思えます

 

手を広げて飛行機やトンボにっているつもりになれます

 

ある空間が、掘っ立て小屋やお城にもなります

 

と言っています

 

まあさすがに最近はホウキをまたいで

 

馬に乗る真似をする子はみなくなりましたが‥

 

そのかわりに

 

てのひらサイズのものは

 

必ず携帯電話に変身しています(笑)

 

話しをもどします

 

ある空間が、ある物体が、ある物質が

 

想像力の中で何にでも変化します

 

極論ですが

 

三間がなくても子どもは遊べるのです

 

大切なことは

 

子どもの中に想像力や創造力が

 

いかに育てられているかです

 

このような力は遊びの中でしか

 

発達できません

 

いじめや他者に対して

 

傷つける言動をしてしまう人は

 

相手の悲しみを想像する力がないのです

 

遊びの中で想像力や創造力を

 

豊かに育ててきた子どもが

 

他者の苦しみや悲しみを

 

想像することができるのです

 

引きこもりでも

孤独と孤立は違う

 

自分をみつめ直すいい機会だった

 

自分探しをするために必要だったと

 

元自称引きこもり

 

という方の話しを

 

テレビでみたことがあります

 

ただ、これはまた引きこもりとは違います

 

自分から孤独を求めてなったのと

 

段々と孤立していったのでは

 

意味が全然違ってきます

 

人との関わりが大切だといっても

 

やっぱり時には

 

一人で何かに没頭したり

 

静かに過ごす時間というのは必要です

 

孤独はこれの延長線上にある状態だと思います

 

孤立した人を自立させるには

 

人との関係の中で

 

生きていく力を身につけなければ

 

解決しません

 

人との関係の中でしか

 

解消できないことを

 

ひきこもってやろうとしても

 

かなわないのです

 

 

引きこもりについては以上です

 

引きこもりになる

 

ということは、正直

 

たくさんの育て残しをしている

 

可能性が高いので

 

引きこもりだけでなく

 

様々な問題につながってしまう

 

ことが多いです

 

なので話しが脱線しないよう

 

膨らみすぎないよう

 

気をつけて記載したつもりでしたが

 

今回たくさんの量になってしまいました(°▽°)

 

長いついでに最後に一言(笑)

 

人間関係が必要だからといって

 

それに迫られるのではなく

 

あくまでその機会をつくり育てること

 

お子さんが大きくなり

 

友人が少ないとか関わりが少ない

 

とかで不安にもならないでください

 

親しい友人は一人もいれば十分です

 

たくさん友人がいる人より

 

少なくとも親しい友人がいる人の方が

 

幸福度が高いという研究結果もあるぐらいです

 

人や社会との関係を

 

絶ってはいけませんが

 

関わりが好きな人はたくさん機会つくったり

 

そういう仕事に就けばいいし

 

一人の時間が好きな人は

 

関わりが少ない仕事に就くという

 

選択肢も全然ありです

 

何がいいというのではなく

 

大切なのは人と社会との

 

心地いい距離感をみつけること

 

その距離感を調整できる力を持つことです

 

この内容が少しでも役にたてれば幸いです

 

長い文章を最後までみてくださって

 

ありがとうございました(^-^)