子どもとの時間を楽しもう!

子どもとの時間を楽しもう!

IQや学力より大切な能力とは!?〜子どもがよりよい人生を歩む方法〜

ここ最近の教育分野では

 

「非認知能力」の育成に

 

関心が高まっており

 

良質な教育として

 

いろいろなところで

 

取り組みがなされています

 

その理由として

 

これまで重視されてきた

 

IQや学力などの認知能力よりも

 

「非認知能力」の方が

 

子どもがよりよい人生を歩む上で

 

影響力が大きいことが

 

明らかになりつつあるからだそうです

 

ノーベル経済学賞受賞の

 

ヘックマンの著書でも

 

修学前に良質な保育教育を

 

受けた子どもは

 

成人後に高校卒業率が高く

 

犯罪率が低く

 

生活保護率が低く

 

年収も高かったとあります

 

今回は

 

その「非認知能力」について

 

ポールタフの

 

「私たちは子どもに、何ができるのか」

 

という本の内容を参考に

 

「非認知能力」の大切さを

 

お伝えしていきたいと思います

 

 

非認知能力とは?

 

わかりやすく伝えていくために

 

まずは認知能力「非認知能力」

 

2つを比べながら

 

伝えさせてください

 

おそらく皆さんが

 

イメージしやすいのは

 

認知能力のほうだと思います

 

認知能力とはIQや学力をさします

 

もっと具体的に言うと

 

・文字の読み書き

・数字の計算

・分析能力

 

といった感じです

 

みなさんがこれをみて

 

イメージすることは

 

簡単に言うと

 

頭のいい人

 

という感じかもしれません

 

目に見えて分かりやすい能力のため

 

評価しやすいという性質上

 

教育現場でも

 

多く取り入れられてきました

 

対して「非認知能力」とは

 

1つのことに粘り強く取り組む力や

 

物事に取り組もうとする

 

意欲をさします

 

もっと具体的にいうと

 

粘り強さ

・誠実さ

・自制心

・好奇心

・楽観主義

 

といった内容です

 

目に見えて分かりにくい能力であり

 

評価しにくいという性質があります

 

テストとかで

 

はっきりと採点をだしてください

 

といわれても難しいですよね?

 

自己啓発系の本を

 

よく読まれる方は

 

分かるかもしれませんが

 

世に成功者として

 

言われる人の特徴として

 

また

 

その必要な力として

 

よくでてくる内容です

 

最初にお伝えしたように

 

この「非認知能力」

 

良質な人生を歩む上で

 

とても大切なこと

 

というのは理解できても

 

ではどうすればいいの?

 

ということになります

 

そのことについて

 

事例を通して

 

ポールタフの本は

 

わかりやすく

 

伝えてくれていますので

 

紹介していきます

 

事例①

 

とある普通の公立高校にある

 

チェスクラブが

 

A氏という人物によって

 

全国選手権でも勝ち上がれる

 

強豪チームへと変貌した内容です

 

なんか感動ものの

 

映画の番宣で

 

出てきそうな内容ですが‥(笑)

 

事実のエピソードです

 

教えたこと

 

A氏がしたことの主な内容をみると

・チームへの、帰属意識

・目標を、高く持つこと

・自信を持つこと

 

を教えていた

 

チェスについて

 

一緒に熱心に分析し

 

ミスを詳細まで

 

率直に話して

 

どうしたらよかったのかを

 

理解させようとした

 

また

 

プレーを注意深く

 

こまかいところまでみつめ

 

関わりの影響は

 

チェスの能力に加えて

 

生活全般への取り組み方まで

 

かえていったというのです

 

得られたスキル

 

結果この生徒たちが

 

身につけたスキルはというと

 

・大きな障害をいくつものりこえた

・粘り強く難題に、取り組んだ

・失敗や負けといったストレスにも

    対処できるだけの弾力性を備えていた

・遠く感じらゴールに向かって

   長期にわたり一心に進むことができた

 

などです

 

続けてもう1つの事例を紹介します

 

 

事例②

 

銃撃事件を起こす

 

または

 

事件の被害者となる危険が

 

最も高いとされる

 

生徒たちの中の一人で

 

とある17歳の女性についての話しです

 

彼女は困難と苦痛に満ちた

 

子ども時代をおくり

 

学校では

 

毎朝最初に会った相手を

 

つかまえてはつっかかり

 

殴り合いのケンカをすることで

 

不満や怒りを表現していたという

 

わかりやすいぐらいの

 

札付きの悪という姿です

 

そんな彼女が

 

とあるすばらしい

 

メンターB氏の関わりによって

 

気質を重視する教育者が

 

望む通りの変貌をとげたという

 

これもよく耳にするような

 

不良少女が

 

ある人の関わりによって

 

見間違えるほど更生した

 

という話しですが

 

事実のエピソードです

 

 

教えたこと

 

数ヶ月の間

 

多くの時間をさいて話しをし

 

本人が関わるトラブルについて

 

姉のようにアドバイスをした

 

決してお人好しにはならなかったが

 

彼女の気持ちに共感し

 

親身になって対応した

 

虐待されてきた彼女に同情をよせ

 

親密な関係を築きながら

 

同時に人生には

 

多大な努力が必要だとわからせた

 

得られたスキル

 

結果彼女は

 

どう更生したかというと

 

・粘り強く打たれ強く

    楽観的になり自制できるようになった

・長期的な幸福を得るために

    短期的な楽しみを控えることも

    進んでするようになった

 

 

2つの事例を通して

みえてきたもの

 

この2つの事例をみて

 

子どもたちの

 

変貌というか

 

成長ぶりは

 

目を見張るものがありますね

 

特に結果として得られた

 

スキルや姿は

 

みなさんが漠然ではあるが

 

こんな子に育ってほしいと願う

 

スキルや姿と重なっている部分も

 

多いのではないでしょうか?

 

認知能力のように

 

勉強のできる子に

 

育てたいと願う親も

 

もちろん多いでしょうが

 

個人的な感覚で

 

言わせてもらうと

 

「非認知能力」のような

 

良質な人間性

 

育てたいと願う親の方が

 

多い気がします

 

ではそんな

 

「非認知能力」を育てた

 

事例2つについて

 

注目したい共通する部分があります 

 

それはどちらも

 

「非認知能力」について

 

はっきり説明したことはない

 

ということです

 

事例1では

 

グリット、気質、自制心

 

といった言葉を使うことは

 

なかったとあります 

 

さらには

 

激励したモチベーションを

 

あげるようなスピーチすらも

 

ほとんどなかったなかった

 

というのです

 

事例2においても

 

理想的な変貌を遂げた彼女ですが

 

非認知能力スキルや

 

性格の強みについて

 

はっきりと説明を受けたわけでは

 

ないとあります

 

つまり

 

認知能力のような

 

読み書きや計算と同じように

 

物を教えるときの方法論を

 

使うのは間違っている

 

ということです

 

著書は

 

・数字と同じ方法で

    気質を教えることはできない

・自制心の利点についてひとことも

    話さなくても生徒の自制心を

    育てられることがわかった

・数学や歴史を教えるときに

   うまくいく指導方が

   性格の強みを伸ばすことに役立たない

・好奇心のワークシートを埋めることで

    好奇心を身につける子どもはいない

・粘り強さについての講義を聞くことが

   何かをやり通そうとするときに

   大いに役立つものではない

 

とあります

 

私自身も

 

この内容には

 

とても納得がいくというか

 

合点がいったという

 

感覚を覚えました

 

いままで

 

たくさんの自己啓発本

 

読んできましたが

 

粘り強くがんばって

 

努力した方がよいことは

 

分かっていましたし

 

長期的に大きな成果をだすためには

 

ポジティブな思考や

 

自制心が大切なことも分かっています

 

ただ

 

それが分かっていたからといって

 

それを実際に行動に起こして

 

実践できるかは別の話しです

 

よく考えたら

 

理解できる話しですが

 

言われないと

 

ついつい実際に子どもと

 

関わる場面では

 

混合して考えてしまい

 

我慢しなきゃダメだとか

 

がんばらなきゃいけないとか

 

伝えてしまいがちですよね

 

そして伝えることで

 

あたかも身に付けさせたと

 

錯覚し満足してしまいがちです

 

本当は知識が増えただけ

 

何の力にもつながっていないのに‥

 

 

非認知能力を育てるためには?

 

では結局

 

「非認知能力」

 

どうやって育てるの?

 

というと

 

著書いわく

 

「非認知能力」

 

子どもをとりまく環境の産物である

 

と言っています

 

働きかける場所は

 

子ども自身ではなく環境なのだ

 

ということです

 

つまり

 

「非認知能力」

 

育てようとすれば

 

環境を整える必要がある

 

もちろんそこには

 

人的環境も含まれます

 

私自身も

 

倍率の高い試験に

 

挑んだ過去があります

 

試験集みたいなのを買って

 

一人で黙々と

 

勉強に取り組んでいましたが

 

というより

 

そのつもりだったというほうが

 

正しかったかも‥

 

実際は集中できないし

 

やる気なんて波はあるし

 

続かないしで散々でした

 

で結局どうしたかというと

 

そういう専門のゼミ

 

みたいなところに通って

 

見事合格しました

 

そういうところって

 

同じ志を持っている人しかいないし

 

合格という成功に向けて

 

具体的なアプローチを

 

教えてくれるプロもいるので

 

否が応でも

 

がんばらなきゃいけない

 

環境にいました

 

最近の自己啓発でも

 

がんばれの根性論ではなく

 

いかに自分を必要な状態に

 

導いてくれる環境を

 

つくっていけるか

 

その環境に身を置けるのか

 

のテクニックや考え方が

 

多くでていますし

 

それについての科学的根拠や

 

データもしっかりでているように思います

 

子どもに

 

いろんなチャレンジや

 

課題をクリアできる

 

環境を用意してあげ

 

一緒に乗り越えていくことが必要で

 

その結果

 

成功体験を積み重ねることによって

 

考える力

 

やり抜く力や自制心

 

ポジティブな思考

 

というものが

 

つくりあげられていくのでは

 

ないでしょうか

 

「非認知能力」については以上です

 

とても

 

つかみどおころがないというか

 

一つひとつを紐解きながら

 

考え方を整理し

 

明確にしていかないと

 

混合してしまい

 

以外に理解が難しいです

 

まだ正直あまり理解できていない

 

という方は

 

少し遠回りと感じてでも

 

対照的なことや関連する内容を

 

丁寧に整理しながら

 

理解を深めてみてください

 

冒頭で伝えたように

 

認知能力も

 

もちろん大事な力ですが

 

「非認知能力」

 

人間力の基礎というか

 

中心となる核の部分になると思うので

 

子育て中の方

 

または

 

子どもとの関わりを

 

持っている方は

 

ぜひ活かせて

 

いただけたらなと思います

 

最後までみてくださいって

 

ありがとうございました(^^)