子どもとの時間を楽しもう!

子どもとの時間を楽しもう!

子どものケンカやトラブル対応①

あなたなら

こんなときどうする?

 

夏の日差しの中

庭で大きなタライに水を溜めて

姉妹で水遊びをしていました

 

この日は

透明なカップとストロー

そして

前日の夜から

冷凍庫でキンキンに冷やした

色とりどりのアイスキューブを使って

ジュース屋さんごっこを楽しむ二人

 

水を体にかけて感触を楽しんだり

アイスキューブを頬にくっつけて

冷たさを感じたり

水とアイスキューブをカップ

ぶち込んでつくったジュースに

ストローを差し込んで

思い切り息を吐き

ブクブクと泡をだしたりして

歓声をあけながら

夏遊びを満喫していました

 

そんな遊びをしばらく楽しんだ後

少しマンネリ化を感じた下の子が

水を溜めるときに使用した

延長ホースの先端に付いた

散水ノズルに目をつけました

 

ノズルを回すことで

シャワーや直進や拡散といった

水の出方を切り替えたり

ボタン1つで水の出し止めを

調整できるやつです

 

わからないなりに散水ノズルを操ろうとする

一生懸命なわが子を微笑ましくみていましたが

その姿に気付いた上の子も

当然散水ノズルに興味を示します

 

そこからは皆さんが想像通りの

バトルが繰り広げられました

もちろん近くでは少し頭を抱えた

私が傍で見守っています

 

みなさんはこんな場面どう関わりますか?

 

 

共感だけでは人は動かない?

 

わたしはいつも子どものトラブルには

すぐ関わらないようにしているので

しばらく様子を見守っていました

 

上の子は欲しいからといって

すぐに奪い取ったりはしません

その辺の自制心と社会性はちゃんと育てているつもりです(°▽°)

 

上の子は「○○ちゃんねんねにもかして」と

言葉で自分の気持ちを伝えようとします

※○○⇒妹の名前 ねんね⇒お姉ちゃん

 のことです

 

 

しかしそんなことでは下の子も

新しくみつけた魅力的な遊び道具を

易々と貸したりはしません

しばらく無言になり「ダメー」と言い放ちます

 

そこは4年も生きてきた年の功?

少し出方を変えた上の子は

「ちょっだけでいいから〜」「ね〜お願〜い」などと機嫌を取りながら下手にでて

交渉し直します

 

いつもはあまり執着せずに

すんなり貸してあげることも多い妹ですが

今回はよほどその散水ノズルが気に入ったのかそれでもなかなか手放そうとしません

 

そんな姿にとうとう姉も怒りが見え始め

「もーかしてやー!」

「○○とはもう遊んであげんー!」

と収集がつかなくなったので

わたしもいよいよ仲立ちをしなければと

言葉を発しました

 

この状態をみなさんならどうおさめますか?

どういう言葉がけをしますか?

 

悩む前にわたしは

トラブルの仲裁に関わるときは

必ずやっていることがあります

それは共感です

子どもだけでなく大人にも言えることですが

人間関係においてこれは絶対に外せない関わりだと考えています

 

若干おごり的な印象を

与えてしまうかもしれませんが

大抵のトラブルは丁寧な共感によって

気持ちを落ち着かせ収束に向かいます

 

妹に

「○○はまだ遊びたかったんだ?」

「これで遊ぶの楽しいから

                   まだやりたかったんよね」

と優しく共感すると

「そうなんよ〜○○まだこれ

       やりたかったんよ〜」と

素直に気持ちを表し始めます

 

ここですかさず姉の気持ちにも共感しつつ

その気持ちに気付けるよう話をすすめます

「ねんねもそれが楽しそうだからやりたいんだって」「かしてもらえなくて悲しんでるね」「もう少し遊んだらかしてあげて」

と伝えると妹も「ん〜」と悩んでいる様子

 

もうわたしは妹がある程度納得した様子で

姉に散水ノズルをわたしてあげている映像が

みえていたが現実はそう甘くなかった‥

 

そのまま妹はスルー気味に

また遊びを続行し始めた

そして貸してくれる気配がないことを

察した姉は

「もーかしてやー!」「○○嫌いー!」

とまた怒りゲージが上がっています

 

心の中では頭を抱えながらも

あの手この手で乗り切るのが

モットーのわたしは

またいくつか関わりを試してみたが

その中で起死回生の言葉がヒットしました

 

「じゃあそれで(散水ノズル)○○の足を洗ったら貸してあげて」と言うと

その言葉に妹は「うんわかったー」と

素直な返事をして自分の足を洗い流すと

あれだけ手放すことを拒んでいた散水ノズルを姉に

「はいどうぞ」と渡してあげることが

できました

 

 

ケンカの仲裁で

うまくいったポイント

 

今回ケンカの仲裁では

共感だけでは不十分だったなと

少し反省と共に大事なポイントも

学ぶことができました

 

それはやりたいという気持ちを

少し満たしてあげるということです

 

子どもの気持ちを納得させてあげる上で

重要だなと

 

冷静に考えてみると当たり前なことだけど

いざ仲裁の立場に立ってみると

これが難しいんですよね〜(泣)

ついつい「ダメよ!」「貸してあげて!」

「仲良く使えないならもう遊べないよ!」

なんて強制的や禁止的な関わりで解決してしまおうという甘えがでてしまいますよね

 

子育ては忙しくてついつい

毎日ところ構わず勃発するケンカに対して

早々に解決を、図ろうとしてしまいがちですがトラブルの仲裁や解決に導く経験をすることは人としての大切なコミュニケーション力の

基盤を育てる大切な関わりなので

よくよく考えて関わっていきたいですね

 

みなさんの子育てに

少しでも活かせてもらえたらうれしいです!

最後までみてくださって

ありがとうございました(^-^)