「甘やかし」と「甘えさせる」の違い〜心が安定し自ら行動できる子どもにするためには!?〜
子どもの心身の発達には
必要な、甘えさせと
そうでない甘やかしがあります
特に乳幼児期において
子どもの甘えを受容する甘えさせは
親への信頼感を獲得し
愛着関係を築く大切な関わりにつながります
親にかわいがわれるといった
経験をすることで
子どもは安心感を持ち
少しずつ活動範囲を広げ
他の人との関わりも広げていけます
つまり甘えさせという愛着関係がないと
子どもの情緒は不安定になります
・不安感やイライラするといった感情に
つながり思うように活動できない
・うまく人間関係を広げていくことができない
といった姿につながっていくのです
ただ、区別しておかないと
いけないことは
甘えさせるのと甘やかすのは
違うということです
子どもの欲求を何もかも受け入れる
甘やかしは
依存心が強くなりわがままになるなど
かえって自立を妨げます
''甘えさせ''と
''甘やかし''のちがいとは?
明確な判断基準は
子どもの要求に応えてあげることは
甘えさせで
子どもが求めてもいないことを
あれこれしてしまうことは
甘やかしです
甘えさせは
例えば
・抱っこして
・もっと一緒に遊びたい
・○○したい
これらは明らかに求めているので
しっかり共感し応えてあげる必要があります
また、まだ言葉でうまく伝えられない時期や
赤ちゃんに関しても同じです
泣いたり表情やしぐさだったりと
感情を察してあげ
求めていることに共感し
応えてあげることが必要です
わたしが何度か
みたことのある場面で
子どもがある程度大きくなると
親や養育者が
子どもと関わる姿をみて
親族や親しい第三者が
「甘やかして!」とか
「あら赤ちゃんになったの?」
なんて怒ったりからかったりする
場面もありますが
気にしないでいきましょう
ただしその場は相手の感情を買わないように
うまくスルーする必要があります
甘やかし例は
大人の方から
全部やったり与えてあげたりすること
服を自分で着脱できる年齢なのに
促しもせず率先して
親がしてあげるとか
欲してもいないのに
お菓子を与えてあげるとかです
ただし
おじいちゃんおばあちゃんに関しては
まさに甘やかしといった行動が
みられるかもしれません
あまり度を過ぎてはいけませんが
多少は目をつぶってあげることも
必要かもしれません
その後の親の厳しさで
バランスを保ってあげてください(笑)
大切なポイントは順番
甘えさせの大切なところは
順番にあります
まず甘えさせてあげることが1番です
甘えさせをしっかりしてもらえないと
情緒が安定しません
情緒が安定しないということは
成長に支障がでて
持っている力も発揮できません
多額な借金を抱えていて
大きな不安やストレスを感じているとき
あなたは「よし何か習い事をしよう!」
って思えますか?
不安感が募っている状態では
何も手につかないはずです
何よりも甘えさせが1番です
年齢は関係ありません
甘えさせが足りないで
大きくなっているなと感じる子は
正直たくさんいます
もしかしたら甘えさせが足りなかったかも‥
なんて思う方は
年齢という固定概念に囚われずに
どうか求めてくる間は
しっかり甘えさせてあげてくたさい
甘えさせが足りないと
5歳、6歳になっても
抱っこを求めることが多く
甘えさせが十分だと2歳でも
あまり抱っこと言わなくなり
抱っこしてもすぐ遊びに移りたくて
スルッとぬけだしてしまいます
子どもは本来
好奇心のかたまりです
甘えによって心が満たされれば
必ず自然と
甘えの姿は少しずつ減り
好奇心を抱きチャレンジする姿といった
自立へとシフトしていきます
その時期を見極めれば
あとは自立の後押しをしてあげればいいのです
例外もあります
求めてくるものを
受け止めてあげることは
甘えさせで
求めていないものを与えることは
甘やかしといいましたが
基本はその判断基準でよいのですが
もちろん例外もあります
例え子どもが求めていないものでも
与えたことにより
こんな成長につながるだろうなとか
いましている遊びが広がるだろうなと
期待できるものはオッケーです
虫が大好きな子に
虫の図鑑を買ってあげるとかは
例え求められてなくても
大きな成長につながることが期待できます
んなこたわかってるよ!!
とつっこまれそうですが
求めていないことはダメ
という言葉を議事的に受け止める方が
あれでもいるかなと思い念のため‥
甘えさせてあげられるのは
あと何年?
正直、甘えさせと甘やかしについて
はっきりとすべてに置いて
明確な線引きをすることは
難しいですが
個人的には
親があれこれやってあげるという
姿勢をちゃんと制御できていれば
基本は、3歳になるぐらいまでは
「靴履かせて」
「食べさせて」
など求めてくるものは
受け入れてあげてよいと思います
普段できていることなら
なおさらです
できることなのに
求めてくるということは
甘えたいといっているようなものです
それなのに
「自分でできるでしょ」
なんて言葉や対応が
比較的多いように感じますし
そのような内容の相談も
友達から何度か受けたこともあります
「もうしっかり甘えさせてあげて!」
なんて叫びたくなります(笑)
もちろん
甘えさせを十分に経験した後は
自立へと
ステップアップしなければいけません
甘えさせと自立へと促してあげる関わりを
バランスよく行っていくことが大切です
子育てって
ほんとに難しいなと感じますし
また、大変なことであると思います
毎日子育てをこなされている
皆さんには
ほんと頭が下がる思いです
ただ、子どもの成長はあっという間です
抱っこしてなんて言われるのも
生まれてからほんと何年もありません‥
忙しくてそれどころじゃないのに!
と、思う気持ちもわかりますが
べったりと甘えにきてくれること
甘えさしてあげられることが
あと何年できるだろう?
と冷静に考えてみてください
あらためて
いかにかけがえのない
至福の時間なのかを
思い出せるはずです
この内容が
大事なお子さんとの
大切な時間を増やし
噛みしめて過ごせることの
きっかけとしていただけたら幸いです
今回も最後までみてくださって
ありがとうございました(^-^)