子どもとの時間を楽しもう!

子どもとの時間を楽しもう!

気になる子どもの特徴と対応 どうすればいい!?

気になる子どもとは!?

 

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"気になる"と言われる子どもは

 

近年よく耳にするようになりました

 

それが、発達的な問題のある子が増えたのか

 

専門的な知識が手軽に知れるようになり

 

気になる姿に

 

気付くことができる親が増えたのか

 

はっきりとは分かりませんが

 

・家以外のところでオシッコができない

・おむつの中でしかウンチができない

・保育園では食事ができない

・特定の○○にしかコミュニケーションが

 とれない

・内科では普通に受診できるのに

 歯医者ではできない

 

といった姿がみられるお子さんは

 

時々、『育てにくい子』として

 

耳にすることがあります。

 

そういう子と関わる親や大人として

 

とても困ったり悩んだりしている

 

といった人も多いのでないかと思いますし

 

生活を共にし、一緒に過ごす中で

 

なんでうまくいかないんだろう?と

 

思われる気持ちがとてもよく分かります。

 

ただ、子ども自身もまた

 

同じように困り、しんどい思いをしている

 

ことを感じてもらえたらと思います

 

先程、前述した気になる子どもの姿に

 

当てはまる子どもの理解を深め

 

どのように関わり育てていけばよいのかを

 

考えるきっかけになれば幸いです

 

 

関連付け・般化の特性

 

関連付け?般化?と言われても

 

ピンとこない方も多いと思います

 

一応文面としてだしましたが

 

あまり深く考えずスルーしてもらってよいです

 

大事なことは、前述した気になる子の

 

捉え方として一番のポイントは

 

ひとつのことを

 

強く意味づけ(注目)してしまう

 

ということです

 

この意味づけが強い子ほど

 

大人的にいうと、こだわりの強い子

 

と言われてしまいます

 

例えば、歯磨き

 

家でできるのに、保育園や友達の家といった

 

違う場所ではできないといった

 

姿がみられる子どもがいます

 

普通の感覚でいえば

 

"歯磨き"という大きなくくりとして考え

 

家でできる習慣が身に付けば

 

あとはどこでもできるようになると

 

考えてしまいますが、そうではなく

 

強く意味づけ(注目)してしまう子どもは

 

使っている歯ブラシ、使用している洗面台

 

など一つ一つに注目し

 

使う歯ブラシが変わるとできない

 

場所(洗面台)がかわるとできない

 

といった姿に、なってしまう訳です

 

そのため

 

その子が何に注目しているのかを見極めて

 

歯ブラシを同じものを準備してあげる

 

といった配慮をしてあげる必要があります

 

じゃあ場所(洗面台)に注目している場合は

 

どうするの?

 

まさか、同じ場所(洗面台)を用意しろと!?

 

といった、声が聞こえてきそうですが

 

そこまではさすがに無理です(笑)

 

物理的に無理な部分はあるので諦めましょう

 

では、場所(洗面台)に強くこだわっている場合は

 

無理なのですか?というと

 

少しずつこだわりをなくしていく

 

支援が必要になります

 

"こだわり"に対する支援

 

〇〇でないと嫌だ!という

 

強い"こだわり''ともとれる姿は

 

正直関わる方も

 

大きなエネルギーを使いますし

 

どうしたらいいの?

 

と頭をかかえてしまいますよね

 

その強い''こだわり"に対して

 

どう関わっていけばいいのかというと

 

徐々に慣らしていくしかありません

 

え!?普通(笑)

 

と思われるかもしれませんが

 

大切なのは

 

慣らしていくための方法です

 

分かりやすく伝えたいので

 

先程の歯磨きの例題を使って説明していきます

 

じゃあもしいつもと違う洗面台に注目し

 

違う場所で歯磨きができないとしたら

 

できるだけ

 

安心できる物や状況を用意してあげる

 

ことが大切です

 

「安心」と「不安」に置き換えて考えてみよう

 

子どもの気持ちに立って考えてみると

 

まずは、いつも家で使っている

 

洗面台と違うことに「不安」を

 

感じているわけです

 

では逆に「安心」に感じられることはというと

 

いつも家で行っている状態です

 

いつも着ているパジャマ

 

いつも使用している歯ブラシ

 

いつも付けている歯磨き粉

 

いつも側で一緒に歯磨きをしてくれるお母さん

 

など「安心」と感じられることを

 

できるだけ多く準備し

 

「不安」と感じていることを

 

最小限にしてあげることで

 

いつもと違う洗面台に感じている

 

「不安」も少しやわらぎ

 

徐々に歯磨きができるようになっていきます

 

基本的な考え方

 

分かりやすく伝えたかったため

 

歯磨きの例題を通して話してきましたが

 

どの例題でも

 

基本的な考え方は一緒です

 

何に注目して(こだわって)いるのかを見極めて

 

注目している物や対象を

 

いつも使用している物にかえてあげること

 

そして

 

こだわりを少しずつなくしていくには

 

慣らしていきたい(こだわっている)部分に

 

フォーカスし(着目し)

 

その慣らしていきたい部分以外は

 

安心できる環境にしてあげること

 

その他の例題

 

関連付けや般化が

 

分かりづらかったり

 

違う捉え方になったりしてはいけないので

 

一応違う例も2つほどあげておきます

 

例題①

 

家では食事ができるけど、保育園では

できなかった子の話しです

 

保育園に通いはじめてすぐ

 

食事の時間は機嫌が悪くなり

 

食事がとれませんとの

 

相談を保育園から受けていた

 

そのうち慣れてくるだろうと思っていたが

 

全然慣れる気配がなく心配が募っていたところ

 

先生からの提案で

 

家でいつも使っているスプーンや食器などを

 

持っていき使ってみると

 

少しずつ食事がてきるようになり

 

最終的には、保育園での食器でも

 

食事ができるようになった

 

この例題は

 

強く注目している物が食器だけだったため

 

食器を準備してあげるだけでよかったのですが

 

うまくいかなかった場合は

 

「安心」を増やしてあげる必要があるため

 

他にも

 

いつも家で使っているイス

 

慣れるまではお母さんが通って

食事を一緒にする

 

などの配慮が必要になってくると思います

 

例題②

 

紙パンツでは大便ができるけど

トイレではできなかった子の話し

 

はずかしながらわが子の話しです💦

 

若干こだわりの強い子で試行錯誤しながら

 

愛情たっぷり育てています(^^)

 

トイレでオシッコはできていたので

 

便意をもよおしてトイレに座る

 

まではできるのですが

 

その後まで絶対続きませんでした‥

 

そしていつも大便をしている状況を思い返し

 

「安心」につながるものはなんだろうと

 

考えてみると、必ず共通するものが2つ

 

・紙パンツ

 

・お母さんの膝の上に顔をうずめた

 姿勢で気張る

 

だったので紙パンツという部分を

 

がんばってもらうため

 

トイレで気張るときは

 

お母さんがいつも使う小さいイスを用意し

 

そのイスに座ったお母さんの膝に

 

顔をうずめて、いつもと同じ状態で

 

トイレでがんばってもらいました(笑)

 

そうすると確か2回目ぐらいで

 

すんなり成功しました!

 

それから何回かその状態でしている内に

 

自然と見守るだけで

 

大便ができるようになりました

 

トイレにいくと泣き叫び

 

なかなかできなかったですが

 

ちょっとした視点の転換というか

 

考え方で違うものだな〜

 

と実感しました(°▽°)

 

補足

〜基本はみんな慣れが必要〜

 

今回紹介したのは

 

できるようになってほしいこと

 

身についてほしい生活習慣など

 

あくまで、何回も取り組んでみたけど

 

それでもできない

 

時間がものすごくかかる

 

新しい取り組みに人一倍拒否反応を示す

 

といった場合が前提の話しです

 

基本はみんな、最初は不安を感じ

 

時間をかけて、少しずつ慣れていく

 

というプロセスをふみます

 

なので新しい取り組みに対して

 

不安を感じたからといって

 

もしかしてこだわりの強い子!?

 

気になる子!?

 

と過度に不安に思わないですださいね

 

今回の内容は以上です。

 

子どもとの関わりって

 

とてもエネルギーのいることですよね

 

どうすればいいの!?って

 

少しでも、困ったり悩んだりしていることの

 

解決の糸口になればうれしいです

 

最後までみてくださって

 

ありがとうございました(^^)

 

 

 

 

 

 

 

ダメなことや嫌な行動をなぜやめてくれない?〜叱るのではなく「教える」ことで行動を変える〜

「罰」を与えるのは効果がない!?

 

躾(しつけ)とは、やっていいことといけないことを子どもに教えるため

 

昔は「罰を与える」のが最も効果的だと考えられていました

 

親が大声をだしたり、長々と説教したり、叩いたり、脅したりすると子どもは言う通りにはするでしょう…

 

しかし、そういった関わりでは、一時的な行動であり、おそらく親が側にいないとこでは違う行動をとっている可能性が高いです

 

そして、罰を与えて言うことをきかせると「感情を無理やり抑え込ませる」「非礼なやり取りをする」「力で問題解決をする」といったお手本を見せることになります

 

大半の親が子どもに教えたいことは、その逆のはずです

 

「衝動をコントロール」し、「他人を尊重」し、「人を傷つけないで問題解決をする」そんな大人に成長していほしいと、願っているはずです

 

ではどういった関わりをすれば、子どもと良い信頼関係を築きながら、躾(しつけ)ができるのでしょうか?

 

「関係のない罰」を与えてはいけない

 

躾には、罰(パニッシュメント)と「因果(コンシクエンス)」と呼ばれる2つの方法があるそうです

 

「罰」とは、権力を行使して、相手をはずかしめたり苦痛を与えたりすることで学ばせようとすること

 

例えば、片付けをしない姿に対し、叩いたり家の外に出したり大好きなおやつを抜いたりする関わりを示します

 

そのため、悪い行動と直接関連していない罰も多くなり

 

子どもは、従ったときだけ尊重されるという受け止め方になり

 

罰を恐れることでしたか行動を改善できなくなります

 

悪い行動が抑えられはするものの、なぜその行動がいけなかったのか?

 

その行動をとることで、どうなってしまい、周りにどういった影響があったのか?

 

といったことまで振り返り、反省へと、つなげていくことが難しくなってしまいます

 

「因果」とは、子どもの悪い行動に直接関連している内容で行動制限をします

 

例えば、片付けをしないのなら、使っていたおもちゃはしばらく使用できないようにする。食べ物で遊んでいるのなら、その食べ物をさげる。

 

といった子どもに伝えたいことに直接関わっているもの対して、何かしらの制限をかける関わりを示します

 

そのため、ルールの理解につなげやすく、子どもの、反省と訓練によって成長を促します

 

おもちゃを乱暴に扱った場合

罰の例

おもちゃを投げてはダメ!ちゃんと言うことを聞けないのならおやつは抜きよ!

 

因果の例

おもちゃを投げるとこわれちゃうよ。おもちゃを投げるのなら、もうそのおもちゃで遊ぶことはできないね。貸してちょうだい。

 

「罰」はしつけとしての効果が薄いことが、様々な研究からわかっているそうです

 

その理由としては

  • 恥をかいた人は、個人的な責任を取らない傾向が強まる
  • 恥は怒りを呼びやすいため、感情的な行動が表れやすくなる
  • 悪い行動に直接関連していない罰は、子どもの道徳観の発育にあまり効果がない

 

子どもがすんなりルールに従わないのはなぜ?

 

子どもは、時期が来れば、様々な経験を通して叩いたり押したり人のおもちゃを取ったりしてはいけないことを理解します

 

親がたずねれば「悪いこと」と答えるのに、その場になると衝動的に行動してしまうのは、知識が体に浸透していないから

 

※余談として、年少の3歳くらいまでは、頭では理解していても行動に移すことがまだ難しいといわれています。そのため、それ以下の年齢ではできないこともあります

 

知識が習慣になるためには「くり返す」しかないのです

 

知識として得たものをくり返し行動することで、倫理思考をつかさどる前頭前皮質から

 

反射的な行動をつかさどる皮質下へと伝わるようになります

 

子どもは「行動をくり返す」必要がある

 

だから、お説教をしても効果が薄いのです

 

お説教するよりも、新しいスキルを訓練させましょう

 

望ましい行動の手本を見せるか、ヒントや促しを与えるのが効果的です

 

これが足場がけと呼ばれ、自力で課題を解決するためのサポートとなります

 

「置き換え」をすると理解できる

 

例えば、子どもが叩くといった行動をとったとします。

 

「やめて!」「ダメよ!」と言ってもおもしろがったりふざけたりして言うことをきかないといった経験はありませんか?

 

その時の大人の声のトーンや表情、態度といったことも、もちろん関係しますが

 

子どもは大人の反応をよく見て試しているので、そうなってしまってはなかなか収集がつかなくなります。

 

そうなる前に、有効な手段の一つとしては

 

「望ましい行動への置き換え」をする必要があります。

 

「叩くのではなく、よしよしとして」と言って手のひらでなでなでと優しくさする様子を見せたり子どもの手をとってやらせてみたりします。

 

ポイントとして、「いたい〜!よしよしして〜!」といったオーバーリアクションをしてしまうと

 

子どもは、そういった反応を楽しいと受け取りもう一度叩くといった行動をとるおそれがあるため

 

あまり過度な反応をすることはお勧めできません。

 

オーバーリアクションをするのなら「なでなで〜」「なでなでしてもらえてうれしい〜!」

 

といった望ましい行動の方に注意が向くようにすることがポイントです。

 

年齢が高く、ある程度の会話のやりとりが通じる間であれば

 

そういった関わりに加えて「叩かれて嫌な気持ちなったよ」「叩くかわりにどういった言い方ややり方があるかな?」

 

といった行動の選択肢を一緒に考え導いてあげることも必要です。

 

「悪い行動」を「良い行動」に置き換えて説明してあげる関わりが、良い学びへとつながります。

 

悪い行動をみたとき、よほど危険にすぐつながってしまう行動以外は

 

すぐ感情的に怒るのではなく、少し冷静にこのことを意識して行なってみてください。

 

繰り返すことで、確実に効果がでると思います(^^)

 

子どもの「もういらない」はどう対応してる?〜「もういらない」を信用することで「空腹・満腹」の感覚を育てる

親の「もっと食べなさい」子どもの立場になって考えると…

 

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食事をずーと見張られて、あれこれと言われ、もぐもぐしてるのに食べ物をのせたスプーンが顔の近くで待機してる…

 

食べる気なくしますよね(笑)

 

少しオーバーな言い方かもしれませんが、心あたりのある方も多いのではないでしょうか?

 

5、6ヶ月から始める離乳食の内容でも触れましたが、食事で大切なことは

 

自分で食べる意欲と様々な食材に触れて食事の選択肢を増やすことです

 

食べる意欲がなくなってしまうと元も子もありません

 

親の役目は、様々な栄養が入った食事を子どもに提供すること

 

献立、時間、場所は親が決めますが

 

食べるか否かと、食べる分量を決めるのは、子どもの役目です

 

子どもの要求を信頼することが大切です

 

何をどれくらい食べるかは、日々変わっていきます

 

たとえ善意であったとしても、親の希望で、子どもが出すサインを継続的に無視し、親が食べさせたい量を強制していると

 

子どもは、空腹・満腹の体のシグナルを無視することを学習します

 

そうなってしまうと、食べ物との健全な関係が築けなくなってしまいます

 

子どもが「もういらない」と伝えてきたら「本当に?」「あと一口食べて」と押し込みたくなる気持ちをぐっと抑えましょう

 

「あと一口食べて」というのはまさに、わたし自身やってました(苦笑)

 

わが子が、離乳食のときから、なんでもモグモグとよく食べていたのに

 

普通食にかわってしばらくたったぐらいから、好き嫌いがでてきて量もぐんと減ったこともあり

 

少しでも栄養をとってほしいという親心でしたが

 

まさにこのことだなと、この情報を知ってからはやめるようにしました(^^)

 

 

毎日決まった時間に食事をする

 

家庭で食事をすることで、多くのメニューを味わえ、栄養がしっかり取れることが、研究で分かっているそうです

 

食事を抜かしたり、軽食で済ませたりはNGなのでやめましょう

 

決めた時間以外に子どもが食べたがったら、水やお茶などを与えましょう

 

規則正しい食事と、決めた時間に軽食やおやつを食べることで、体が1日のリズムになじみ、昼寝の入眠がスムーズになります

 

新しい食材は、五感でなじませる

 

新しい食材は、さわる、におう、親が食べるところをみせる、少し口に入れてあげるなどして徐々に慣らしていきましょう

 

口から出しても、完全に拒否したわけではなく、いつか食べるため、味を確かめて準備しているんだなと考えていきましょう(^_^)

 

新しい食材を、できるだけ頻繁に食卓に出す

 

子どもは、新しい食べ物に慎重で

 

親が思っている以上に順応するまでに時間がかかります

 

2週間に8回新しいメニューを出しても、多すぎることはないようです

 

バラエティ豊かな食卓が理想的です

 

たた、子どもがきちんと食事が取れるよう、食べ慣れた料理も一緒に出してあげる配慮も必要です

 

何度も強制しない

 

「一口食べなさい。一口だけでいいから。ね、食べよ」などたたみかけるのはNG

 

言葉でプレッシャーを与える度合いが高いと、子どもは食事を拒否することが分かっています

 

駆け引きは控えめに

 

「これを食べたら〇〇してあげる」といった報酬で釣る駆け引きは、慣れない食材に飛びつかせる効果はあっても、長期戦略としては最良とはいえません

 

ある赤ピーマンのスライスを食べさせる研究で、2つのグループに分け

 

1つ目のグループに「好きなだけ食べなさい」と言い

 

2つ目のグループに「一切れ食べたら、好きなシールをあげます。好きなだけ食べなさい」と告げたところ

 

報酬のある2つ目のグループは、すぐに赤ピーマンに飛びつきましたが、時間が経つにつれ子どもの様子は、かわっていき

 

結果、1つ目のグループの方が、多くの赤ピーマンを食べ、好きになったそうです

 

この駆け引きも、私自身よくやっていました。まずは、食わず嫌いをなくし、いろんな味に慣れてもらいたいという親心でしたが…

 

味に慣れることも正直必要なので、多少はよいのでしょうが、何回もやりすぎるのでは、結果、逆効果になるのでしょうね…

 

加減が難しいところです(・∀・)

 

まとめ

 

  • もっと食べなさいはNG!子どもの「もういらない」を信じて子どもの空腹感や満腹感を育める関わりが大切

 

  • 毎日決まった時間に食事をすることで、一日のリズムがなじみ、昼寝の、入眠もスムーズになる。決まった時間以外の食事やおやつは、NG!お茶や水だけにしましょう

 

  • 新しい食材をできるだけ頻繁に食卓にだし、バラエティ豊かな食卓を目指そう!食べ慣れた食材も合わせて出す配慮も忘れずにする

 

  • 「もうちょっと食べよう」と何度も強制しない。言葉などでプレッシャーを与える度合いが高いと、子どもは食事を拒否するようになる

 

  • 駆け引きは控えめに「これ食べたら〇〇してあげる」という報酬で釣る駆け引きは、慣れない食材に飛びつかせる効果はあっても、長期戦略としては、最良ではない!

 

以上です!

 

子どもの食については、何を良しとするかは、その家庭の価値観や国の文化などによって大きくかわってきますが

 

やはり、食と良い関係を築いていくには、暴飲暴食を避け、栄養バランスの良い食材を程よい量食べるということが基本ですね(^^)

 

お子さんが、食べることを楽しみ、体をよりよくしていくために、"食"と良い付き合いができるように活かされたら幸いです(^∇^)

 

最後までみて下さってありがとうございました☆

 

 

 

 

子どもも簡単にお手伝いできる手づくりおやつ☆

わが子が最近、母親の真似をしてままごと遊びをよくするようになりました(^^)

 

オタマやお皿などをお風呂にまで持ち出し、ご飯づくりを楽しんでます(笑)

 

そんなわが子に少しでも料理体験をとつくった内容です

 

ほんとつぶすことと入れるだけの簡単なお手伝いなので2〜3歳ぐらいでもできる内容です

 

もちろん、食べやすくおいしいおやつなので、食べるだけでもオッケーです!

 

  • 小さいお子さんを、簡単な料理に関わらせてあげたい
  • 簡単にできる手づくりおやつをつくりたい
  • 野菜嫌いな子どもが食べるおやつをつくりたい

 

そんな方にオススメの手づくりおやつを紹介します!

 

じゃがチーズもちのつくり方

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〈材料〉子ども約10人分

 

  • じゃがいも     500グラム

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  • ピザ用チーズ    30グラム

        (とろける)

  • 片栗粉              10グラム

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  • 塩                             少々
  • 水                             少々

 

〈作り方〉

 

①  じゃかいもは、皮をむいて、コロコロ状に切り、やわらかくなるまでゆでる

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②  ①をザルに上げ、軽く水切りをし、あたたかいうちにつぶす

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③  ②の粗熱がとれたら、片栗粉、チーズ、塩少々を加え、ひとまとまりになるまでまぜる(必要であれば水を加えます)

 

④好みの大きさに丸め、平たくし、焼き色がつくまでホットプレートなどで両面をやく

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②のじゃがいもをつぶす作業と③の調味料を入れる作業をお手伝いしてもらうだけでも喜んで参加できます

 

年齢によっては、じゃがいもを切ったり焼いたりする工程もお手伝いしてもらえると思います(^^)

 

じゃがいもはすべったり、固くて力がはいったりするので

 

切りやすくある程度形を整えてあげてからお子さんにお手伝いしてもらうなど

 

安全面に配慮をしてあげてください

 

わたしは、普段から薄味派なので気になりませんが

 

チーズは香りがする程度の分量なので、しっかり味を楽しみたい方には少なく感じると思います

 

お好みで量は調節してください

 

食べやすく、ほぼ素材そのままの味を楽しめるのでオススメです

 

ぜひ、お試しください!

 

お子さんとクッキングやおやつを楽しむ時間に活かせてもらえたらうれしいです☆

 

見てくださってありがとうございました(^-^)

 

 

子どもの「IQ」を上げる、語りかけの効果(3)

子どもの「努力する力」を伸ばす言葉

 

〇優しく前向きな言葉で語りかける
 

肯定的なあたたかい言葉をできるだけ使い、否定的な禁止用語や自尊心を傷つけるような言葉はできるだけ避ける方が良いです。

 

わが子の  「IQ」を上げるため、いっぱい語りかけたとしても

 

自尊心を傷付けるような否定的な言葉や乱暴な言葉ばかりでは

 

自己肯定感の低い子ども
自信がなく、無意欲で消極的な子ども
相手を責めるような、乱暴で攻撃的な子ども
 

につながってしまう恐れがあります。

 

例えば、子どもが服のボタンを一生懸命に留めていたとします。

 

「まだ早いからあなたには無理よ!」「違う違う!ここをこうやってこうするのよ!不器用だね!」といった否定的な言葉と

 

「〇〇ちゃんは、自分でボタン留めようとしてるんだね。エライね。」「ここはお母さんがやってあげるから、ここは〇〇ちゃんがやってみてごらん。そうそう上手上手!」といった肯定的な言葉では

 

あなたが子どもならどちらの言い方が良いですか?

 

分かりやすく、少し極端な例にしてしまいましたが、言うまでもありませんが肯定的な言葉の方が良いですよね。

 

せっかく、たくさん語りかけても、否定的な言葉だけでは、全く意味がありません。

 

肯定的な言葉は情緒が安定し、自信や意欲を育み、健全な成長をしていくための、必要な土台になるのです。

 

ちなみに、語りかけるときは、できるだけ目線を合わせたり、顔と顔を合わせた、対面的な姿勢を心がけましょう。

 

対面でないと効果がないのか!?と言うわけではありませんが、対面的な語りかけが、脳への刺激を大きく左右するため、言語学習にとって効果的な関わりであることは、間違いないようです。

 

◯「プロセスをほめると「挑戦する力」を育める

 

子どもに感心したときのほめ言葉は、代表的な次の3種類に分けられます

 

  1. 「いい走りだったね!」

       (努力や計画、行動に焦点を当てたほめ言葉)

  2.   「足が速いんだね!」

          (生まれ持った能力に焦点を当てたほめ言葉)

 3.    「すごいすごい!」

         (1、2以外の励ましの言葉)

 

この中で、子どもの学ぶ力や挑戦する力を育むのに一番よいほめ言葉は?

 

1の「プロセスをほめる」です

 

わずか1歳の子でも、効果があるようです

 

◯親のほめ言葉で「根気」が身につく

 

「意欲と根気」の研究を続けてきたスタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授がある疑問を持ちました

 

「なぜ、難題に直面したときにあきらめる学生と、スキルは同等なのに粘り強く学ぼうとする学生がいるのだろう?」

 

教授が突き止めた両者の差は「できない理由の捉え方」でした

 

なぜ、この問題が解けないのか。なぜ、早く走れないのか

 

その理由の捉え方には、幼少期のほめられ方が深く関わっているそうです。

 

子どもは2つのタイプに分類できます

 

  • 成功は、生まれつきの才能や頭の良さの結果だと信じる子(硬直マインドセット)

 

 

挑戦を避ける

「硬直マインドセット

 

硬直マインドセットの子どもは、生まれつきの知能がどこまでもついてまわると信じていて

 

「才能がないから、がんばっても無駄だ」

「才能があれば、うまくできる」

 

という言葉に同意します

 

こういった子どもは、失敗すると追い詰められたように感じてしまいます

 

自分には、それほどの才能や頭の良さはないと考え、できない子だと思われるのを恐れて、挑戦することを避けます

 

キャロル・ドゥエックの著書『マインドセット〜やればできる!…の研究』での実験では

 

「4歳の子どもを集めて、かんたんなジグソーパズルをさせる。

 

その後、もう一度、かんたんなジグソーパズルをするか、難しいジグソーパズルに挑戦するかを選んでもらうと

 

硬直マインドセットの子どもは安全な方を選んだ」とあります

 

この「硬直マインドセット」に子どもを導くのは何か?

 

日々の関わりの中で「才能・人格をほめる」ことです

 

努力を好む

「成長マインドセット

 

成長マインドセットの子どもは、知性は努力によって身につくと信じています

 

勉強すればするほど、賢くなれると考えます。このタイプの子どもは、たとえ才能や環境に恵まれていたとしても、がんばる必要があると考えます

 

挫折したときは、もっと時間と努力を積み重ねることで乗り越えられると信じています

 

できる子だと思われることよりも学ぶこと自体に価値を置き

 

困難な課題にも、粘り強く取り組みます

 

「成長マインドセット」に子どもを導くのは何か?

 

「プロセスをほめる」ことです

 

◯4歳までに「考え方の型」ができてしまう

 

わずか4歳で、このいずれかのマインドセットができあかってしまうようです

 

もちろん、大人の啓発本などにも、思考を変える方法が載っているものもあるので

 

4歳以降に、マインドセットをかえていくことは可能ではあると思いますが

 

一度植えつけられた思考を変えることは、容易ではありません

 

できるだけ4歳までに「成長マインドセット」に導けるよう「プロセスを認めほめていく」関わりをしていきたいですね

 

幼少期に培った考え方は、いずれ大人になり、社会人になっても強く影響します

 

4歳を過ぎていた場合でも、できるだけ早く「成長マインドセット」の思考が身につくように関わってあげましょう(^^)

 

◯子どもの「意欲」を上げる言葉って?

 

子どものマインドセットは、どこからくるのでしょう?

 

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が小学5年生の子どもを集めて

 

むさくいに2つのグループに分け、IQテストに取り組ませました

 

1番目のグループには「とってもいい点数ね。あなたは頭がいいね。」と伝え

 

2番目のグループには「とてもいい点数ね。がんばって取り組んだのね」と伝えます

 

その後、子どもたちへのテストを続けたところ

 

努力をほめられた子どもは、選択肢を与えられると、難しいテストに挑戦したがる傾向がありました

 

学習意欲を感じ続けることを好み、問題が難しくなっても自信を保ち続けました

 

頭の良さをほめられた子どもは、簡単なテストを嫌がり、問題が難しくなると自信を失い

 

点数を自分で計算させると点数を水増しする傾向が見られたそうです

 

その他の、調査からも成長マインドセットを持つ子どもの方が、挑戦を好むという結果がでています

 

そして、成長マインドセットを持っていたのは

よちよち歩きのころから「プロセス」をほめてもらった子どもたちでした

 

◯成長マインドセットを植え付ける「2つの方法」

 

1.  努力をほめる

 

ドゥエック教授の調査によると、85パーセントの親が

 

子どもが上手にできたときは、賢いと感じさせるために

 

能力をほめることが必要だという意見に賛成する声をあげているそうです

 

おそらくみなさんも、反射的に出てくる言葉は

 

硬直マインドセットを育ててしまう能力をほめる言葉がでてしまうのではないでしょうか?

 

それだけ、努力をほめる言葉がけというのは、難しい一面があるため

 

意識して関わっていく必要があるといえます

 

2.  脳のトレーニングをさせる

 

「脳は筋肉と、同じで、使えば使うほど鍛えられる」と子どもに教えていきましょう

 

脳をトレーニングするには「技能を練習する」こと

 

「新しいことを学ぶ」ことが有効です

 

脳の改造は、何歳になっても手遅れではありません

 

硬直マインドセットを持った中学生と大学生も

この事実を教わって成績が上がったという事例もあるそうです

 

今回のような子どもにとってプラスに働く言葉がけは、意識しないと難しいと感じています

 

それは、子どもに投げかける言葉は、私たちがいままでかけてもらった

 

言葉の蓄積が大きな影響を持っているからです

 

そんな言葉がけをしたら子どもの自尊心が傷ついてしまうのに…

 

といった姿を目にすることがありますが

 

やはり使っている人は、悪気はなく、自分の使っている言葉を意識していないなと感じます

 

もちろん私たちも人間ですから、いけない言葉がけだとわかっていても

 

忙しかったり、心の余裕が持てない場面では、ついつい感情的な言葉を使ってしまうこともあると思います

 

ただ、子どもの健やかな成長と人格形成には、できるだけ意識して

 

望ましい言葉をかけていってあげたいですね!

 

以上が、子どもの「努力する力」をのばす方法です

 

最後まで読んでくださりありがとうございました☆

 

子どもたちが、自分で考え、努力し、幸せな未来をデザインしていけるよう、活かされたら幸いです(^-^)

 

 

 

 

子どもの「IQ」を上げる、語りかけの効果(2)

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子どもの「IQ」を上げる、語りかけの効果(1)では、子どもに語りかけたり、会話を楽しんだりすることが、いかに大切かをお伝えしました。

 

  では、どんな内容の語りかけが効果的で、どういった方法があるのでしょうか?

 

  1. 音読する
  2. 絵本の読み聞かせ
  3. 「外国語」で遊ぶ日をつくる

 

の3つの内容をお伝えしたいと思います(^ ^)

 

 

〇音読する

 

とある、テレビ番組で島田紳助さんが、赤ちゃんの頃は、話しかけても言葉は返してこんし、何言うてるんか全くわからん。

 

けどある程度大きくなってくると、段々と分かるようになってくる。不思議やな~、そしたら会話をするのが楽しくなってくんねん。

 

なんて言っていたことがあります。話しかけても、言葉は返ってこないかもしれませんが

 

赤ちゃんは、ちゃんと言葉をきいて、確実に脳への刺激になり吸収しています。

 

正確に言えば、まだ、話せない時期であっても、ある程度の時期がくると、会話の中での簡単な単語などは理解しています。

 

とある、保育教材で、まだ話せない赤ちゃんは、どれくらいまで言葉を理解できているのか?という実験のDVDがありました。

 

その実験内容とは、ある装置を赤ちゃんの頭に取り付けます。

 

すると、赤ちゃんの目線がテレビ上にアイコンで表示されるようになります。

 

テレビ上には、車、ミルクなど普段親しみのある身の回りの物がいくつか表示されていて、大人がそれらの名前を言うと

 

赤ちゃんの目線を示すアイコンは、ちゃんと言った物のところへ向かっていたのです。

 

腰がすわったぐらいの、まだ話せない乳児でしたが、この映像からは、確実に大人が言っている物を理解し、目線で追っていることが分かります。

  

赤ちゃん、または乳児は、言葉をきいていないのでも、言葉を返さないのでもなく

  

ただ、まだ話せないというだけなのです。

 

話せなくても、確実に脳の中では、刺激として成長の糧になっています。

 

話しが少しそれてしまいましたが

 

紳助さんのように、会話が成り立たないのは嫌だ!という方は

 

音読するというのも1つの方法です。

 

いま、読んでいる小説でも、漫画でも良いです。

 

赤ちゃんは、ほとんど単語をまだ知らないのですから、むしろ、いろんな単語がつまった豊かな語彙の方が良いとされています。

 

ちなみに、テレビで東大生を育てたお母さんに話しをきく。といった内容のトーク番組をみたことがありますが

 

その内のお母さんの1人は、子どもにいろんな取り扱い説明書を読み聞かせていたそうです(笑)

 

その当時は、この人頭おかしいんじゃないか!?なんて思ったことがありますが

 

いろいろ知識を得たいまでは、子どもの語彙力(ごいりょく)につながってたんだなーと、感心します(^^)

 

音読する時だけに、限ったことではないですが、例え理解できないような難しい文章でも

 

赤ちゃん絵本を読み聞かせるように、赤ちゃんや乳児と、目線を合わせたり、微笑んだりしながら読んであげてくださいね(^。^)

  

そういった、あたたかい接し方や触れ合いが、ベースにあってこそ、はじめて良い教育も効果を発揮します!

 

〇絵本の読み聞かせ

 

子育てに欠かせない取り組みの1つとして、誰もがやっているであろうと思われる絵本の読み聞かせ。

 

昔から、絵本は情操教育に良いとされていて、誰もが幼少期に読んでもらった記憶や、思い入れのある懐かしい絵本があるのではないでしょうか(^^)

 

その絵本との上手な付き合い方を紹介していきます。

 

☆絵本に親しみを持つ(6ヶ月まで)

 

まずは、本に触れさせる。ということからが始まりになります。

 

赤ちゃんは触れることを通して、舐めたりかじったりするので、厚紙でできている丈夫な絵本が良いです。

 

基本、0〜1歳用の絵本はそういことを想定して丈夫にできているので大丈夫ではありますが(^-^)

 

もちろん、先程話した音読の記載と被るとこもありますが、雑誌や小説なども読んであげてオッケーです。

 

ただ、やわらかい紙は、かじって口の中に入るので、安全面には注意しましょう。

 

☆「写真」や「絵」を説明する。   (6ヶ月〜12カ月)

 

「犬がいるよ。ワンワン。」「赤い車があるね。どれだか分かるかな?」などと話しかけながら指差しを促していきます。

 

その内、自分でページをめくろうとするかもしれませんが、しっかりめくらせてあげて、紙の質感に触れさせてあげましょう。

 

話しの途中でも、気にしなくて良いです。この時期は、まだ物語の内容にまで、こだわりや興味があまりありません。

 

子どもの興味やペースに合わせて読み進めてあげてください。

 

まだこのページ読んでないよ!とページを戻したり、最後まで読み終えないといけない気がする…

 

といった感じで私も関わってしまうことがありましたが、大人の価値観によるものであって、子どもの成長には、なんら問題ありません(笑)

 

余談ですが、他にも、ビニール加工の、手触りを楽しんだり触れるとシャカシャカ音のしたりする絵本型の玩具もあります。

 

赤ちゃんが、絵本として認識しているかは分かりませんが、舐めても安全ですし、比較的長い間、興味を示して遊べていたので、オススメです(^ν^)

 

赤ちゃんに読み聞かせる。というより、絵本を媒介として、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ。といった言い方が正しいかもしれません。

 

たくさん機会をつくってあげると、絵本に興味、感心を示し、触れようとし始めるので、まずは絵本に親しめるようにしましょう(o^^o)

 

☆身振り手振りを加えて

「読み聞かせ」をする

(12ヶ月〜1歳半)

 

登場するキャラクターやナレーターに合わせて声色を変えてみたり

 

身振り手振りを使って、手でチョウチョの真似をし、ヒラヒラさせながら子どもの鼻やお腹の上にとまる様子を表現したりすると

 

より一層子どもの興味を引き、楽しみながら絵本を読み進めることができます。

 

この時期に限らず、大きくなるにつれて、間を使ったり声を大きくしたり小さくしたりして抑揚をつけるなどすると

 

さらに子どもを引きつける、魅力ある読み聞かせをすることができます。

 

たくさん読むことで読み手側のスキルも上がってきます。5分や10分でよいので毎日続けましょう(^。^)

 

☆子どもの「読み語り」を促す(1歳半〜3歳)

 

この時期から、少しずつアンパンマンを「マンマン」眠ることを「ねんね」など

 

わりと聞き取れる範囲内での言葉がではじめます。

 

絵本を読むときでも、そういった言葉をしっかり促すため

 

絵本のキャラクターや物などを指で差し、「うさぎさん」と名前を言ったり「これ何かな?」と質問したりしましょう(^.^)

 

わが子も、絵本をみているとき、知っているものがあると、その物を指で差し、言葉で言う姿がみられていました。

 

親が一方的に読むのではなく、絵本を通して、子どもと一緒に会話を十分に楽しむことが重要になります。

 

絵本を読むとき、そういった子どもに参加させる読み聞かせを15週間続けたところ

 

子どもの口語能力がアップしたというデータもあるそうです。

 

☆子どもに朗読してもらう

(4歳〜5歳)

 

ある程度、ひらがなへの興味が出始め、読めるひらがなが増えてくると、子どもに朗読してもらいましょう。

 

「このひらがな、なんて読むの?」といったことから始め、最終的には「今日は◯◯ちゃんに絵本を読んでもらおうかな」という感じで子どもに読み聞かせをお願いします。

 

年齢的に、ある程度文字数のある絵本を読んでいると思いますが、朗読は、文字が大きく数も少ない赤ちゃん向けの絵本がオススメです。

 

少しの文字を読むだけで、ページも進めていけるので、読み終えた達成感にもつながると思います(^-^)

 

もちろん、本人がどうしてもこの本が読みたいとか、朗読力の能力が上がるにつれて絵本はかえていってあげてよいです!

 

あと大事なことは、間違えたらきちんと正してあげます。間違えを指摘するのではなく、正しい読み方を言い換えて伝えてあげましょう。

 

しっかり認めてあげたり喜んであげたりすることはもちろんですが、率直な評価をしてあげることで

 

「単語の認識力」「言葉の流暢(りゅうちょう)さ」「理解力」が格段にアップします。

 

読むのが得意な子も、苦手な子も、続ければ続けるだけ効果があります。

 

物語の出来事と現実と結びつける

 

「この前、お出かけしたとき同じようなお花がたくさん咲いてたね」「◯◯ちゃんも、こんなふうに笑ってたことあったね?」

 

といった感じで、絵本の世界や現実を結びつけて会話をしてあげることも、脳を刺激する効果的な膨らませ方です。

 

読み聞かせながら、物語について質問する

 

子どもがあまり理解しなかった箇所は、もう一度読み直して。読む前や、読んだ後に、話しの流れについて質問します。

 

「お魚と何がでてきたっけ?」「くださいってお願いされてたけどお魚はどうしたのかな?」など

 

子どもに質問するように促してあげます。

 

本を読むこと自体よりも、読んでいるあいだの親子の会話の方が重要だということを示唆するデータもあるようです。

 

そういった言葉のやりとりがしっかりできるようになると

 

絵だけをみせて「これは何をしているんだらうね?」といったり

 

絵本を読み終えた後に「この後◯◯はどうなったのかな?」と絵本の最後の、またさらにその後を想像できる言葉がけをするなど

 

自由に答えられる質問も、よりイメージや言葉のやり取りが膨らんで良いです!

 

最近は、ほとんど文字がなく絵が主体となっている絵本もたくさんでているので

 

想像を膨らませながら一緒に読み進めてみるのもオススメです(^。^)

 

言語力を伸ばす4つの方法があります。

 

①促す

「これはなにかな?」といった質問をして、子どもからの言葉を引き出すやりとりをする。

 

②評価する

「そうだね◯◯だね」「正解〜!」など、子どもの言葉に共感しながら評価しましょう。

 

③膨らませる

「ブーブー」といったら「そうだね、ブーブー、車だね」といったり

 

「これは◯色のブーブーだね」「今日、車で◯◯までお出かけしたね」など

 

言い換えや情報の追加をしながら、子どもの言葉を膨らませながら会話をする。

 

④くり返す

膨らませた会話の言葉を、くり返し言えるよう促します。

 

「◯◯って言ってみて」といったり、大人が「ぼ・う・し」とゆっくり子どもの言葉を促すように言うと、子どもも「ぼ・う・し」と真似て言ったりするようになります。

 

この4つのことを踏まえ、いろいろ質問しながら会話を楽しんでいきましょう!

 

「これなあに?」と質問した後も「いつ」「どこで」「なぜ」さらには「なに」など聞き方を変えながら言葉の成長に合わせて会話を膨らませていけるようにしましょう(^-^)

 

「読書の効果」と子どもを「本好き」に育てるには?

 

新しい言葉を学習するにあたり、読書に優る方法はありません。

 

会話だけでは、読書から得られるほどの語彙力(ごいりょく)はつかないそうです。

 

子ども向けの本には、大学教育を受けた大人が会話で使う語彙の2倍近くが使われているものも多いそうです。

 

語彙力があると、学校の授業の理解力が上がります。

 

読んでいる「言葉の意味」よりも、読んでいる「内容」を理解するほうに多くの時間が割けるためです。

 

読書には、限りない可能性があります。小さい子が読む絵本だけにとどまらず

 

大人になるまで、そして大人になってもわたしたちに

 

自己啓発といういろんな知識や、娯楽として生きる楽しさなどを与えてくれます。

 

わたしも、仕事でたくさんいろいろなことで悩んできましたが、本を通して救われてきたことは、数え切れないほどあります。

 

子どもを「読書好き」に育てるには

 

小さいうちからたくさん話しかけて読み聞かせをすることです

 

残念ながら、本好きがすぐ身につくといった裏技のような方法はなく

 

日々、少しずつ本に触れ親しみを持ち、好きになり、習慣付けていくことが、1番の近道になります。

 

 

「外国語」で遊ぶ日をつくる

 

誰もが、外国語を話せたらカッコイイな〜とか漠然と感じた時期があるのではないでしょうか?

 

わたしも、そう感じる時期がありましたが、まあどうせ外国語が必要な仕事についているわけでもなく

 

海外旅行も頻繁にいくわけでもないので必要ないか、といってチャレンジもせずにいましたが

 

子どもにとって外国語に触れて学ぶということは、単なる外国語が話せるといっただけでなく

 

脳にも大きな高作用が働くそうです

 

そんな2つの言語を母国語として扱えるバイリンガルについて触れていきます

 

子どもを「バイリンガル」にするには?

 

心理学者、フランソワ・グラスジャンによると

 

第2言語の強化は「家庭外」で行うべきだと主張されています

 

家庭外で学べることといえば、思い付くのは、英会話スクールやそういったイベントに参加するなどありますが

 

身につけるための近道は、遊び友達をつくることだそうです。

 

言語が違う友達とのつながりをつくるきっかけが、難しいかもしれませんが

 

言語を獲得したいという意志を持つためには、明確な用途が見える必要があるため

 

子どもにとっては、話し友達がいるというのは十分な理由になります

 

大人でも、昔英語を話せる友達がいましたが

 

1番の近道は、恋人(もしくは好きな人)をつくることだと断言してました(笑)

 

「ふ~ん」と、その時は思ってましたが、今思えばすごく理にかなったことなんだなと感心しています(°▽°)

 

「生身の相手」からしか学べない

 

ワシントン大学のパトリシア・クール教授がした実験で

 

英語しか話さない両親を持つ赤ちゃんに

 

4週間にわたり、週に3回ずつ、中国人と一緒に本読みと遊びを行わせました

 

そして、中国語の音を聞いたときの赤ちゃんの脳の活動を調べたところ

 

遅くとも1ヶ月ごとには、台湾で生まれた赤ちゃんと同程度に、中国語の母音と子音を聞き分けていることが分かったそうです

 

ただ、こういった結果がでたのは、生身の人間から言葉をきいたときだけでした

 

テレビや録音テープで中国語に触れた赤ちゃんは、何ひとつ学ばなかったそうです

 

2歳をすぎると、子どもはスクリーンからも学べるようになってきますが

 

人と直接的に関わることが最も効果的のようです

 

バイリンガル教育は「脳」にいい

 

複数の言語に触れることの、心配事の1つに

 

「複数の言語を学ぶと赤ちゃんが混乱したり言語習得が遅れるのでは?」

 

といったことをきいたことがありますが

 

これを裏付ける証拠やデータはないそうです

 

言語学習において、1つの言語を与えた子ども(モノリンガル)2つの言語を与えた子ども(バイリンガル)

 

共に、ある一定の成長過程内で言語学習の到達点に達することが数々の研究で分かっています

 

つまり、この時期に2つ以上の言語に触れたからといって言語学習が遅れるといったことはないということが言えます

 

バイリンガルの環境にある子どもが、1文の中で言語体系を切り替える(例えば日本語の文の途中に英語も入り混じった話し方になるなど)のは

 

コードスイッチと呼ばれ、自然な現象であり、言語の遅れや混乱の兆候ではありません

 

わが子も、2歳ぐらいのときに、「ひざ」だけなぜか「ニー」と英語で言うようになり

 

こけたときに「ニーが痛い…」なんて言ってたのでこの先混乱しないかなと、ちょっぴり不安でしたが問題なさそうです(笑)

 

バイリンガルの環境にある赤ちゃんは、脳にプラスの働きが多くあり

 

モノリンガルの環境にある赤ちゃんと比べて、優れている点がいくつもあります

 

言語学習を受け入れる時期が長くなる

 

バイリンガルの環境にある赤ちゃんの脳は

 

通常、8〜10ヶ月のところ10〜12ヶ月になっても

 

複数の言語の音を聞き分けができるようになるそうです

 

☆「メンタルの切り替え」が上手になる

 

人の脳は、単語の最初の音が聞こえるとすぐ、残りの言葉を推測しはじめます

 

2つの言葉を使うバイリンガルの人は、1つの単語を聞くと、2言語のスイッチが入ります

 

絶えず複数の言語を切り替える作業は、認知力のトレーニングになり

 

環境を観察する能力や、言語だけでなく、状況に応じて一連のルールを切り替える能力が発達します

 

すなわち、臨機応変に対応できる脳を育てることにつながるということが言えると思います

 

バイリンガルとモノリンガルの環境にある生後7ヶ月の赤ちゃんを比較した実験で

 

音で合図を出して、画面の片側に指人形が現れるようにします

 

もう一度、音をだすと、両方の赤ちゃんのグループは

 

さっきと同じ場所に指人形が現れることを期待して片側をみつめました

 

つぎに、同じ内容で、今度は指人形が反対側に現れるようにしたところ

 

最初は両方のグループが先ほどと同じ場所に現れることを期待してみつめていましたが

 

バイリンガルのグループの赤ちゃんは、すぐさま期待する場所を反対側に、切り替えができたそうです

 

脳科学者として有名な、茂木健一郎さんの

 

『「すぐやる脳」のつくり方』という著者でも、

 

何かの仕事をしていて、突然、誰かに頼み事をされる。そしてすぐさま、今の作業をパッとやめてパッと次に向かう

 

といった切り替えのできる脳を育てることが良い記載されています

 

☆「実行機能」のスキルが上がる

 

「色つきブロックでつくった模様を再現する」「複数の数字を声に出して復唱する」「頭の中で算数の問題を解く」

 

といった実行機能(思考や行動を制御する認知システム)のスキルを測定する課題に対しても、モノリンガルの子どもと比べ

 

バイリンガルの子どもたちは、明らかに正解率の高い結果がでるそうです

 

その他にも、「架空の花の絵をかく」といった表現力の取り組みに対しても

 

モノリンガルの子どもたちと比べ、バイリンガルの子どもたちの方が創造性においても高い結果がみられるそうです

 

☆「7歳まで」なら間に合う

 

外国語にどの程度触れさせれば「足りる」かについて、明確なデータはないそうです

 

子どもがどの言葉に1日何分触れたかを、親に正確に測定してもらうのは難しいのも、その要因のようです

 

親が我が子に「外国語を自在に操れるようになってほしい」「外国語に触れ、ある程度理解できればよい」など求める目標をはっきりさせ、その内容に合わせて進めていくのが良いでしょう

 

触れ始める時期については「早く始めるのがベスト」と研究者達は断言しているそうです

 

7歳までの子どもは、第2言語を、ネイティブスピーカーとほぼ同等の堪能さで獲得することができます。

 

※第2言語

→(日本語を話せる人からみたら英語などの他国の言葉)

※ネイティブスピーカー

→(日本人なら日本語。アメリカ人なら英語。といった、その言語を母国語として話す人)

 

7歳をすぎると、獲得言語レベルが急激に落ち込みます。

 

もちろんその後も言語学習は可能ですが、脳の別の回路から理解することになり、獲得レベルが低くなるそうです。

 

私もこの内容を学んでからは、すぐ生の英語に触れさせることにしました!

 

今回は

  1. 音読する
  2. 絵本の読み聞かせ
  3. 「外国語」で遊ぶ日をつくる

 

以上の3つを紹介しました(^^)

 

みなさんもぜひ、わが子の健やかな成長につなげるため、やってみようかなと思われることがあれば試してみてください!

 

次は、子どもの「努力する力」を伸ばすほめ言葉について

 

子どもの「IQ」を上げる、語りかけの効果(3)

で紹介していきたいと思います!

 

最後までみてくださってありがとうございました(^-^)

 

 

 

 

 

 

 

【5、6ヶ月から始める】離乳食の始める手順と気をつけること ~いつ、何を食べたらよいのか?~

赤ちゃんが生まれて、喜びと幸せに包まれいる反面あっという間にすぎる、子どもの成長と共に

 

どうすればいい?と子育てに不安を覚えることもあるかと思います。

 

そんな不安の中の1つに、離乳食があると思います。

 

その離乳食について、発達と時期に沿ってどんな物を食べて、どんな支援が必要なのかを載せていきたいと思います(^^)

 

離乳食を始める前に知っておきたいこと

 

少し長い内容なので、離乳食開始の具体的な内容が知りたい方は、サクッと下の離乳食の進め方の目安までとばしてください(^^)

 

ただ、大切な内容なので離乳食に関する知識がまだ全くない初心者の方は、一読をオススメします。

 

離乳食は、おおむね5、6ヶ月ぐらいから開始し、12〜18ヶ月までに完了を迎えるというのが基本的な目安となります。

 

離乳食を始めるタイミングの目安として、首が座り、支えがあると座ることができる。唾液の量が増える。

 

といった姿がみられるようになると、開始してよいです。

 

唾液がしっかりでていないと、作用の詳しい説明はしませんが、アミラーゼといった物質などの関係で

 

食べても下痢を起こしてしまうため、早すぎるのはオススメできません。

 

離乳食についてのよくある質問で、「栄養が足りているのか心配…」といった声がよく聞かれますが

 

離乳食完了までは、ミルクと併用して行いますので、必要な栄養は、そのミルクで補えるので心配ありません。

 

離乳食を開始して完了までの間は、おためし期間なんだ!といい意味で、肩の力を抜いた姿勢で望んだほうが良いです(^-^)

 

離乳食を始めるにあたって大切な姿勢としては、

 

栄養よりも、様々な食材に触れ、いろんな味を経験することです。

 

ある大学の教授が言われていたことですが、とある外国の人は、体が大きく肥満体型であることが多い。

 

それに比べて、日本には、もちろん肥満体型の人はいるが、先進国など世界的にみても理想の体型を維持できているのはなぜか?

 

その理由の1つとして、とある外国では、食文化として高カロリーの食べ物のみの選択肢しかない傾向がある。

 

それと比べて、日本は、元々和食といったヘルシーな食文化に加えて、和、洋、中といった幅広い食事を楽しむ文化であるため

 

好きな食べ物が、例え高カロリーなものであっても、体調や加齢に伴い

 

「油っこいものは控えよう。」「高カロリーなものからヘルシーな食べ物にかえよう。」

 

といった、食事に対する選択肢の幅が広いため、途中で食事の内容を見直したり調節したりするとこができる。

 

ということです。なので、生まれて始めて食事を学ぶこの時期は、偏った食生活にしてしまわないようにするため

 

一生を左右する!といっても過言ではない大切な関わりになります。

 

必ず知っておきたいこと

 

満一歳までは、はちみつを絶対食べさせてはいけない!

 

満一歳までに、はちみつを食べると乳児ボツリヌス症が発症され、命に関わる危険があるため絶対にやめましょう!

 

いまでは、広く知れ渡っている情報だと認識していますが

 

それでもまだ、はちみつを与えて命を落としてしまったという傷ましいニュースがありましたので載せておきます。

 

ちょうど、そのニュースがでた時期に、とある料理を紹介するサイトでは

 

はちみつを使った離乳食の内容のものが、実に100以上あったというから驚きです!!

 

もしかすると、留守の間、家族や友達に赤ちゃんの食事をお願いするといったこともあるかもしれませんが

 

その際は、必ずそのことを伝えておくようにしましょう!

 

その他の、注意点

 

  • 昔は、開始前に果汁を与えるということがありましたが、最近では、栄養学的な意義が認められていないため、推奨されていません。

 

  • 調味料については、開始頃は必要ありません。離乳の進行に応じて使用する場合は、食品の持つ味を生かした薄味で調理する。

 

  • 離乳の完了は、固形物を噛み潰すことができ、エネルギーや栄養の大部分を離乳食から採れるようになった状態をいう。

 

  • 十分な加熱をし、衛生面に配慮する

 

離乳の進め方の目安

 

  1. アレルギーの少ないおかゆ(米)から始める

       つぶし粥→全粥→軟飯→ごはん

  2.  じゃが芋、野菜、果物

  3.  豆腐、白身魚

       黄卵→全卵

       白身魚赤身魚→青皮魚

  4.  脂肪の少ない鶏肉、豆類

  5.  9ヶ月以降は鉄が不足しやすいので

       赤みの魚や肉、レバーを取り入れる。

 

白身魚は、基本塩がふられている場合があるので

 

必ず"生タラ"といった"生"といった表記のあるものを選んで使用するなど確認してから購入しましょう。

 

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で鉄分を蓄えて生まれてくるが

 

そのストックも生後6ヶ月頃から徐々になくなってくるため

 

順番5のところでレバーなどで鉄分をとらないと貧血を起こすこともあります。

 

5、6ヶ月児における離乳食

 

体の発育

  • 首が座り支えがあると座れる。

 

口腔の発達

  • 哺乳反射による動きが少なくなるため、離乳食開始。
  • 口に入った食べ物を飲み込める位置まで送ることを覚える

 

支援の方法

  • 少し後ろに傾けて座らせる
  • 口の中へスプーンで流し入れる
  • 口の前から奥へと少しずつ移動できる程度の形態
  • 子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始める
  • 母乳やミルクは飲みたいだけ与える

       (自立哺乳を促すため、赤ちゃんの欲求を

       あたたかく受け止めていってあげましょう)

 

調理形態

  • 滑らかにすりつぶした状態
  • ポタージュぐらいの状態

 

料理

  • すりつぶし粥
  • 野菜のマッシュ(ほうれん草、にんじん)
  • 白身魚のほぐし煮(タラ、タイ)
  • おろしりんご

 

最近は、食べ物アレルギーを持っているお子さんが多いため

 

1日1回1さじずつ与えるのは、少しずつ慣らしていくためだけでなく

 

アレルギー反応をみるといったことも大きな理由に、なります。

 

初めて食べる食材の日は、必ず1日注意して様子をみていきましょう。

 

また、食事の時間は、基本何時でもかまいませんが、アレルギー反応を起こしたことを想定し、病院の開いている昼間の方が、すぐ対応できるのでオススメします。

 

食材は、粒がなくなるまですりつぶし、ドロっと流れでるようなポタージュ状にしましょう。

 

 

7、8ヶ月における離乳食

 

体の発育

  • ハイハイをする

 

口腔の発達

  • 口の前の方を使って食べ物を取り込み、上あごと舌で押しつぶす動きを覚える
  • 乳歯が生え始める

 

支援の方法

  • 平らなスプーンを使用し、下唇にのせ上唇が閉じるのを待つ

         (自分で食べる力をのばすために

                                      必要な関わりです)

  • つぶした食べ物をひとまとめにする舌の動きを覚え始める
  • 1日2回食で、生活のリズムをつけていく
  • いろいろな味や舌触りを楽しめるように食品の種類を増やしていく

 

調理形態

  • 豆腐ぐらいが目安
  • つぶした食べ物をひとまとめにしやすいようにとろみをつける

 

料理

  • 全粥
  • 白身魚のクリーム煮
  • 固ゆで卵黄
  • ほうれん草の煮びたし
  • りんごのコンポート(砂糖はいりません)
  • さつまいも粥
  • バナナヨーグルト

 

りんごは、「ふじ」だと繊維がかたく口に残りやすいので

 

「こうぎょく」「おうりん」といった繊維のやわらかいものがオススメです。

 

あと支援のポイントとして、下唇にのせ上唇が閉じるのを待つ。とありますがこういった自分で食べる力をのばす関わりが大切な時期です。

 

実際に、生後10ヶ月経つのに自分で食べようとしない、という相談の例があります。

 

原因は、離乳食をあげるときに、親がスプーンで口の奥まで入れてあげていました。

 

そこまでしてしまうと、そのまま飲み込むことができるので

 

子どもは、口や舌などの機能を使い、食べることに必要な動きを学ぶことができません。

 

自分で食べようとする活動を、できるだけ支援してあげられるようにしていきましょう(^_^)

 

 

9〜11ヶ月における離乳食

 

体の発育

  • かまり立ちや伝い歩きができる

 

口腔の発達

  • 舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上ですりつぶすこと(そしゃく)を覚える
  • 下あごが上下・左右・斜めにねじれるように動く様子が確認できる
  • 前歯が生えて、前歯で1口量を学んでいく

 

支援の方法

  • くぼみのあるスプーンを使用し、下あごの上にのせ閉じるのを待つ
  • やわらかいものは、前歯でかじりとれるようにする
  • 食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく
  • 家族一緒の楽しい食卓体験ができるようにする

 

調理形態

  • 歯ぐきで押しつぶせる固さ
  • 手でつぶせるバナナぐらいが目安

 

料理

  • 全粥〜軟飯
  • 鮭のムニエル
  • オムレツ
  • ほうれん草のゴマ和え
  • フルーツヨーグルト
  • トマトと卵のソテー
  • にんじんケーキ
  • にんじん寒天
  • 赤魚の煮付け

 

12ヶ月〜18ヶ月における離乳食

 

体の発育

  • 歩行ができる

 

口腔の発達

  • 口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、1口量を覚える
  • 手づかみ食べが上手になると共に、食具を使った食べる動きを覚える
  • 前歯が生え揃い、奥歯が生え始める

 

支援の方法

  • 手づかみ食べを十分にさせる
  • 1日3回食の食事のリズムを大切にし、生活リズムを整える
  • 自分で食べる楽しみを、手づかみ食べから始める

 

調理形態

  • 歯ぐきでかみつぶせる固さ
  • 肉団子ぐらいが目安

 

料理

  • 軟飯〜ご飯
  • 巣ごもり卵
  • ほうれん草のソテー
  • チーズののり巻き
  • たまごサンドウィッチ

 

この時期からは、食べ物をちょっと固めにしたり、ちょっと大きめのサイズにカットしたりして

 

しっかり噛んでそしゃくを促せるようにしましょう(^^)

 

手づかみは、汚れてしまったり大人の価値観でついつい行儀がわるいとスプーンなどの食具をすぐ使わせようとする人もいますが

 

手づかみ食べは、とても大切な行動なので、できるだけ経験させてあげてください。

 

手づかみ食べで、子どもはどのようなことを学んでいるのかというと

 

  • 食べ物の位置や大きさ、形などを認識する

 

  • つかむことによって、食べ物の固さや温度などを認識する

 

  • つかんだとき、どの程度の力でにぎれば適当であるかという感覚の体験を積み重ねている

 

  • 口まで運ぶ段階では、指しゃぶりや玩具をなめたりしてきた運動を活かし、口と手の強調機能を、より促すことができる

 

  • この時期は、自分でやりたいという欲求がでてくるので、自分で食べるという機能の発達や意欲を伸ばすことができる

 

手づかみは、これから子どもが身につけていきたい感覚や機能を促す、大切な成長過程です。

 

◯手づかみ食べの支援のポイント

 

  • ごはんは、小さなサイズのおにぎりにし、野菜の切り口は大きめにする

       (前歯をつかって自分なりの一口量を

                         噛み取る練習につなげるため)

 

  • 食べ物は、子ども用のお皿に(割れたりこわれたりしにくい)汁物は少量入れた物を用意する(汁は少なめ)

 

  • エプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙やビニールシートなどを敷いて後片付けしやすいようにする

 

  • 食事は、食べさせるのではなく、子ども自身が食べるものであるということを認識して、子どもが食べるペースを大切にする

 

  • 自発的に食べる行動を起こさせるには、食事時間に空腹を感じられるようにする

 

手づかみ食べが、しやすいような食事にしてあげること。

 

気持ち的に余裕が持てるよう、汚れてもよい環境をあらかじめつくってあげること。

 

が支援のポイントになります(^-^)

 

食べる意欲がないと、手づかみ食べをしっかり経験させてあげることができないので

 

食事時間に合わせて、空腹の状態をつくってあげるということが

 

個人的には、一番、重要なポイントだと思います。

 

間食の取りすぎや、食事の準備があるからといって食事前に間食を与えるといったことはできるだけやめましょう。

 

手づかみ食べとは、少し視点がズレますが、たっぷり遊んで規則的な食事リズムをつくることが

 

食事を楽しみ、食事と良い付き合いをしていく基本であると思います。

 

まとめ

 

  • 離乳食は、人生で初めて口にする食事です。食事は、子どもの健康で豊かさ人生をつくっていく、大切ないとなみといっても過言ではありません。たくさんの種類の食品を食べる体験をさせてあげましょう。

 

  • 子どもの発達段階に応じた離乳食を与えることが大切です。前述した、年齢や月齢に沿った発育や支援はあくまで目安なので、あくまで、関わってあげるお子さんの姿と照らし合わせながら段階を踏んで進めてみてあげてください。

 

  • 食事は、大切なしつけだからといってついつい力んでしまいがちですが、感情的になりすぎて怒ってしまうことのないよう気をつけましょう。楽しい食事体験を通して、乳幼児期の食習慣へ導いていってあげることが大切です。

 

  • 時には、栄養や体重管理のため、母子手帳などに掲載されている身長、体重の成長曲線カーブに沿っているかどうかを確認し、参考にしてみることもオススメします。

 

離乳食について、少しでもみなさんの不安や心配を軽減することに力添えできたら幸いです(^_^)

 

どうかお子さんと、楽しい食事ライフを築いていってあげてください!