子どもとの時間を楽しもう!

子どもとの時間を楽しもう!

気になる子どもの特徴と対応 どうすればいい!?

気になる子どもとは!?

 

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"気になる"と言われる子どもは

 

近年よく耳にするようになりました

 

それが、発達的な問題のある子が増えたのか

 

専門的な知識が手軽に知れるようになり

 

気になる姿に

 

気付くことができる親が増えたのか

 

はっきりとは分かりませんが

 

・家以外のところでオシッコができない

・おむつの中でしかウンチができない

・保育園では食事ができない

・特定の○○にしかコミュニケーションが

 とれない

・内科では普通に受診できるのに

 歯医者ではできない

 

といった姿がみられるお子さんは

 

時々、『育てにくい子』として

 

耳にすることがあります。

 

そういう子と関わる親や大人として

 

とても困ったり悩んだりしている

 

といった人も多いのでないかと思いますし

 

生活を共にし、一緒に過ごす中で

 

なんでうまくいかないんだろう?と

 

思われる気持ちがとてもよく分かります。

 

ただ、子ども自身もまた

 

同じように困り、しんどい思いをしている

 

ことを感じてもらえたらと思います

 

先程、前述した気になる子どもの姿に

 

当てはまる子どもの理解を深め

 

どのように関わり育てていけばよいのかを

 

考えるきっかけになれば幸いです

 

 

関連付け・般化の特性

 

関連付け?般化?と言われても

 

ピンとこない方も多いと思います

 

一応文面としてだしましたが

 

あまり深く考えずスルーしてもらってよいです

 

大事なことは、前述した気になる子の

 

捉え方として一番のポイントは

 

ひとつのことを

 

強く意味づけ(注目)してしまう

 

ということです

 

この意味づけが強い子ほど

 

大人的にいうと、こだわりの強い子

 

と言われてしまいます

 

例えば、歯磨き

 

家でできるのに、保育園や友達の家といった

 

違う場所ではできないといった

 

姿がみられる子どもがいます

 

普通の感覚でいえば

 

"歯磨き"という大きなくくりとして考え

 

家でできる習慣が身に付けば

 

あとはどこでもできるようになると

 

考えてしまいますが、そうではなく

 

強く意味づけ(注目)してしまう子どもは

 

使っている歯ブラシ、使用している洗面台

 

など一つ一つに注目し

 

使う歯ブラシが変わるとできない

 

場所(洗面台)がかわるとできない

 

といった姿に、なってしまう訳です

 

そのため

 

その子が何に注目しているのかを見極めて

 

歯ブラシを同じものを準備してあげる

 

といった配慮をしてあげる必要があります

 

じゃあ場所(洗面台)に注目している場合は

 

どうするの?

 

まさか、同じ場所(洗面台)を用意しろと!?

 

といった、声が聞こえてきそうですが

 

そこまではさすがに無理です(笑)

 

物理的に無理な部分はあるので諦めましょう

 

では、場所(洗面台)に強くこだわっている場合は

 

無理なのですか?というと

 

少しずつこだわりをなくしていく

 

支援が必要になります

 

"こだわり"に対する支援

 

〇〇でないと嫌だ!という

 

強い"こだわり''ともとれる姿は

 

正直関わる方も

 

大きなエネルギーを使いますし

 

どうしたらいいの?

 

と頭をかかえてしまいますよね

 

その強い''こだわり"に対して

 

どう関わっていけばいいのかというと

 

徐々に慣らしていくしかありません

 

え!?普通(笑)

 

と思われるかもしれませんが

 

大切なのは

 

慣らしていくための方法です

 

分かりやすく伝えたいので

 

先程の歯磨きの例題を使って説明していきます

 

じゃあもしいつもと違う洗面台に注目し

 

違う場所で歯磨きができないとしたら

 

できるだけ

 

安心できる物や状況を用意してあげる

 

ことが大切です

 

「安心」と「不安」に置き換えて考えてみよう

 

子どもの気持ちに立って考えてみると

 

まずは、いつも家で使っている

 

洗面台と違うことに「不安」を

 

感じているわけです

 

では逆に「安心」に感じられることはというと

 

いつも家で行っている状態です

 

いつも着ているパジャマ

 

いつも使用している歯ブラシ

 

いつも付けている歯磨き粉

 

いつも側で一緒に歯磨きをしてくれるお母さん

 

など「安心」と感じられることを

 

できるだけ多く準備し

 

「不安」と感じていることを

 

最小限にしてあげることで

 

いつもと違う洗面台に感じている

 

「不安」も少しやわらぎ

 

徐々に歯磨きができるようになっていきます

 

基本的な考え方

 

分かりやすく伝えたかったため

 

歯磨きの例題を通して話してきましたが

 

どの例題でも

 

基本的な考え方は一緒です

 

何に注目して(こだわって)いるのかを見極めて

 

注目している物や対象を

 

いつも使用している物にかえてあげること

 

そして

 

こだわりを少しずつなくしていくには

 

慣らしていきたい(こだわっている)部分に

 

フォーカスし(着目し)

 

その慣らしていきたい部分以外は

 

安心できる環境にしてあげること

 

その他の例題

 

関連付けや般化が

 

分かりづらかったり

 

違う捉え方になったりしてはいけないので

 

一応違う例も2つほどあげておきます

 

例題①

 

家では食事ができるけど、保育園では

できなかった子の話しです

 

保育園に通いはじめてすぐ

 

食事の時間は機嫌が悪くなり

 

食事がとれませんとの

 

相談を保育園から受けていた

 

そのうち慣れてくるだろうと思っていたが

 

全然慣れる気配がなく心配が募っていたところ

 

先生からの提案で

 

家でいつも使っているスプーンや食器などを

 

持っていき使ってみると

 

少しずつ食事がてきるようになり

 

最終的には、保育園での食器でも

 

食事ができるようになった

 

この例題は

 

強く注目している物が食器だけだったため

 

食器を準備してあげるだけでよかったのですが

 

うまくいかなかった場合は

 

「安心」を増やしてあげる必要があるため

 

他にも

 

いつも家で使っているイス

 

慣れるまではお母さんが通って

食事を一緒にする

 

などの配慮が必要になってくると思います

 

例題②

 

紙パンツでは大便ができるけど

トイレではできなかった子の話し

 

はずかしながらわが子の話しです💦

 

若干こだわりの強い子で試行錯誤しながら

 

愛情たっぷり育てています(^^)

 

トイレでオシッコはできていたので

 

便意をもよおしてトイレに座る

 

まではできるのですが

 

その後まで絶対続きませんでした‥

 

そしていつも大便をしている状況を思い返し

 

「安心」につながるものはなんだろうと

 

考えてみると、必ず共通するものが2つ

 

・紙パンツ

 

・お母さんの膝の上に顔をうずめた

 姿勢で気張る

 

だったので紙パンツという部分を

 

がんばってもらうため

 

トイレで気張るときは

 

お母さんがいつも使う小さいイスを用意し

 

そのイスに座ったお母さんの膝に

 

顔をうずめて、いつもと同じ状態で

 

トイレでがんばってもらいました(笑)

 

そうすると確か2回目ぐらいで

 

すんなり成功しました!

 

それから何回かその状態でしている内に

 

自然と見守るだけで

 

大便ができるようになりました

 

トイレにいくと泣き叫び

 

なかなかできなかったですが

 

ちょっとした視点の転換というか

 

考え方で違うものだな〜

 

と実感しました(°▽°)

 

補足

〜基本はみんな慣れが必要〜

 

今回紹介したのは

 

できるようになってほしいこと

 

身についてほしい生活習慣など

 

あくまで、何回も取り組んでみたけど

 

それでもできない

 

時間がものすごくかかる

 

新しい取り組みに人一倍拒否反応を示す

 

といった場合が前提の話しです

 

基本はみんな、最初は不安を感じ

 

時間をかけて、少しずつ慣れていく

 

というプロセスをふみます

 

なので新しい取り組みに対して

 

不安を感じたからといって

 

もしかしてこだわりの強い子!?

 

気になる子!?

 

と過度に不安に思わないですださいね

 

今回の内容は以上です。

 

子どもとの関わりって

 

とてもエネルギーのいることですよね

 

どうすればいいの!?って

 

少しでも、困ったり悩んだりしていることの

 

解決の糸口になればうれしいです

 

最後までみてくださって

 

ありがとうございました(^^)